この記事は約7分で読めます。
今後も続くであろう深刻な人手不足問題などを背景に「健康経営」に注目する経営者が増えています。
Sailing Dayの羊一です。
今日は今、注目されている「健康経営」について詳しく解説をしていきます。
健康経営とは、従業員の健康管理や健康増進の取り組みを「投資」と捉え、経営的な視点で考えて、戦略的に実行する経営手法です。
これまで、従業員の健康管理は自己責任、あるいは企業にとってコストとして考えられてきましたが、2006年に「NPO法人 健康経営研究会」の発足がきっかけで日本でも健康経営の概念が広まりました。
- ワーク・ライフ・バランスを実現するための働き方改革
- 社内カウンセラーの導入
- 健康診断費用の支給
- 健康に配慮した社員食堂や仕出し弁当の支給
- 運動場・サークルの設置 など
健康経営を行う最大のメリットは、将来的な収益性および企業価値の向上です。
従業員の健康増進は、働く活力につながるだけでなく、会社に対する帰属意識を生みます。そうすることで、一人ひとり生産性が高まり、さらに人材の定着も望めるでしょう。
また、現在は国を挙げて健康経営を推しており、2016年から「健康経営優良法人認定制度」も始まっています。
健康経営優良法人として選ばれると、専用のロゴマークが使用できるほか、国の補助金・助成金や融資制度を利用する際にインセンティブが得られます。
企業価値の高さを目に見える形で提示することで、社会的なイメージアップや優秀な人材の獲得にも期待できます。
健康経営において運動は、単なる体力向上だけではありません。
運動は、生活習慣病の予防に大きく関わります。
デスクワークが中心の現代の職場環境では、体を動かす機会が限られ、運動不足の人が増えています。
運動を取り入れることで、血行が良くなり、心肺機能の向上や筋力維持が促進され、ストレスの解消やメンタルヘルスの改善に繋がります。そのため、社員の総合的な健康管理に運動は欠かせません。
さらに、職場内でのコミュニケーションの活性化にもなります。
共通の運動習慣を持つことで、自分の所属している部署だけでなく、他部署との交流が生まれ、職場全体のチームワークが強化に期待できます。
このように、運動は従業員一人ひとりの健康だけでなく、企業全体のパフォーマンス向上に貢献してくれるのです。
運動を習慣化することで、従業員の集中力が高まり、生産性が向上します。また、運動不足が原因で発症する生活習慣病の予防効果が期待でき、結果的に企業の医療費や健康管理費用の削減にもつながります。
デスクワーク中心のオフィス環境では、長時間の座り仕事が続くため、簡単なストレッチやウォーキングが効果的で、従業員の健康維持に役立ちます。
例えば、こんな運動はどうでしょうか?
- ランチ休憩中のウォーキングチャレンジ
- 1日5分のデスクストレッチ
- 階段を使った短時間の有酸素運動
- スマートフォンアプリを使ったフィットネスチャレンジ
- 自宅で行えるオンラインフィットネスプログラム
これなら無理なく始められ、習慣化できそうです!
テレワークが増加している現代。通勤がなくなることで動く時間が減ってしまいます。またテレワーク中は、ずっと座りっぱなし‥。
ある企業では、リモートワーク中でも簡単にできるストレッチやヨガのオンラインレッスンを導入したそうです。業務の合間に実施される短時間のエクササイズが、座りっぱなしの状態を解消し、集中力の維持に効果があったようです。さらに、社員同士がビデオ通話で一緒に運動を行うことで、孤立感を和らげるコミュニケーションの場にもなっています。これにより、テレワーク中の生産性が維持され、業務効率が向上しているそうです。
パソコンと向き合うと気になる肩凝りとずっと座りっぱなしだと足が浮腫んだり‥そんな時におすすめストレッチの紹介です!
肘を曲げた状態で、肩を大きく回す。前から後ろへ、そして後ろから前へ10回ずつ回します。
【ポイント】深呼吸しながら行い、肩甲骨周りを意識する。
①椅子に浅く腰掛け、片足をまっすぐ前に伸ばします。
②つま先を自分に向けるように引き寄せ、5秒間キープ。
③反対の足も同じように行います。
5回を1セットとし、1日3,4セットできるといいですね!
ロート製薬のとこチャレ2024睡眠+(プラス)も健康経営の例として素晴らしいです。
こちらの記事で詳しく載せています。
健康経営に運動を取り入れているところですと、ネッツトヨタ山陽株式会社は、従業員に電子万歩計を携行してもらい、歩いた歩数を毎月集計しているそうです。ウォーキングコンテストも実施しており、楽しみながら継続できる環境を整えているとのことです。コンテストがあると自然と頑張れますよね!
社会福祉法人大洲育成園では、自社が運営している施設の利用者とともに、20分間の歩行運動を行っているそうです。利用者さんと一緒に運動できると仕事をしながらリフレッシュできそうですね!
このように運動を取り入れている企業はたくさんあります。
健康経営に取り組んでいる企業は、従業員が心身の健康を維持できるため、離職率が低いです。
運動を推奨することで、従業員のストレスを軽減、メンタルヘルスの改善に繋がります。
これにより、仕事に対する満足度が高まり、離職を防ぐことができるのです。さらに、従業員から信頼を得やすく、働き続けたいと感じる職場環境が整います。
社員の健康を重視する企業は、外部からも高く評価されることが多いです。従業員だけでなく取引先や就職希望者からも信頼感が高まります。また、福利厚生が充実していると見なされ、企業イメージが向上します。
特に近年は、働きやすい環境が整った企業への就職希望が高まっており、優秀な人材の採用にもつながるメリットがあります。健康経営の取り組みが、企業の長期的な成長を支える要素となっています。
午後の短い昼寝(仮眠)は、居眠りというか、なんだか怠けているイメージがあったりしますが、仮眠はとっても大切です!
職場で仮眠を取るのって、周りの目が気になってなかなか難しいですよね。
まだまだそういった企業も多いので、その気持ちわかります。ですが、仮眠は非常に効果的なんです。
従業員が仮眠を取ることで、眠気をやり過ごし能率が改善されます。
従業員への効果は‥
◎仕事中の集中力アップ
◎モチベーション向上
◎離職率の低下 などが期待されます!
企業としては、
◎企業イメージアップ
◎残業代の削減 に!!
健康維持への投資は、
◎企業収益アップ
◎株価向上 と、会社としても成長に繋がります!
運動と一緒に健康経営として、仮眠も取り入れることで、従業員の睡眠不足を解消していきましょう。
◾️自分の健康に気を遣うようになった
◾️自身の健康状態の改善を感じた
◾️取り組みの内容に魅力を感じた
◾️仕事へのモチベーションが向上した
◾️仕事のパフォーマンスが高くなった
このような意見があがっています。
仕事をしていると忙しくなかなか自分の健康に向き合うことができないので、会社で取り組んでくれると、ありがたいですね!
- 健康経営は、従業員の健康管理を「投資」として捉え、企業の成長を支える経営手法。
- 健康経営を導入することで、生産性向上や人材の定着が期待される。
- 従業員の健康増進は、会社への帰属意識や生産性の向上に直結する。
- 運動は、生活習慣病予防、ストレス解消、メンタルヘルス改善に効果的。
- オフィスやテレワークでも簡単にできるストレッチやウォーキングが推奨される。
- テレワーク時代には、オンラインフィットネスやストレッチで運動不足を解消。
- 運動を通じて職場内のコミュニケーションが活性化し、チームワークの強化にもつながる。
- 健康経営は、企業イメージの向上や優秀な人材の獲得にも貢献する。