子供の寝相が悪い理由と解消法

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パパ
パパ

うちの子(5歳)、寝相が悪くて、布団をはいでしまっています。

このブログを読んでいるあなたも「子供の寝相が悪い」「寝冷えしない不安」「何か対策はないかな?」と思っていませんか?

羊一さん
羊一さん

こんにちは、Sailing Dayの羊一です。

実は子供の寝相が悪いのは、ぐっすり休めている証拠なんです。

今日は、子供の寝相が悪い理由と解消法について解説します。親がぐっすり眠れる工夫もお伝えしますので、家族でぐっすり眠りましょう。

子供の睡眠

私の子供ですが、寝相が悪すぎて、隣に寝ていたはずなのに移動して、敷布団からはみ出ていることもあります。

その理由は、、

羊一さん
羊一さん

就寝中に寝返りを頻繁に打つからなんです!

人は寝ている時に、深い眠りの「ノンレム睡眠」浅い眠り「レム睡眠」と浅い眠りを繰り返しています。

詳しくはこちらの記事で解説しています↓

【保存版】人生3分の1を支える睡眠 【保存版】人生3分の1を支える睡眠

子供の寝相が悪いのは、脳の発達と深い関係があります。

特に幼児は、大人と比べて「レム睡眠(浅い眠り)」の時間が短く、頻繁にノンレム睡眠(深い眠り)に切り替わるため、そのたびに寝返りを打つ回数が増えます。

【ノンレム睡眠とレム睡眠の周期

年齢1回の睡眠周期ノンレム睡眠(深い眠り)レム睡眠
(浅い眠り)
大人90~120分約75~90分約15~30分
子供(幼児)40~60分約30~40分約10~20分
[Carskadon, et al., 2004, “Development of sleep patterns in childhood,” Sleep Medicine Reviews]

このように、子供は短い周期で深い眠りと浅い眠りを繰り返すため、寝返りの回数が多くなります。よって寝相が悪くなってしまうのです。

逆に、寝相が「良すぎる」場合は、睡眠が浅くなっている可能性もあります。

寝相が悪いのいつまで続く?

目安になりますが、子どもの寝相の悪さは小学校低学年(6〜7歳頃)までは続きます。

早く寝相が良くなってほしいと思ってしまいますが、寝相には、脳の発達が関係しており、睡眠中の姿勢をコントロールする脳の部分(前頭葉や前頂葉)はまだ発達途中のため、寝相が悪くなりやすいのです。

個人差はありますが、前頭葉や前頂葉の発達が進むにつれて、寝ている間の姿勢をコントロールする能力が向上し、次第に寝相が落ち着いてきます。

【前頭葉や前頂葉の発達】

年齢脳の発達寝相の特徴
0〜6歳未発達
(前頭葉・前頂葉が未熟)
寝相が激しく、
よく動く
7〜10歳発達が進む徐々に寝相が
落ち着く
10〜20歳さらに発達し、
完成に近づく
姿勢が安定し、
寝相が良くなる

仕組みを知ると寝相が悪いこと、安心しませんか?

子供の寝相をチェック

寝相は睡眠中に無意識に取る体勢のことで、快適さや体の状態によって変わります。

ただの姿勢の変化に思える寝相ですが、実は体の状態や快適さをあらわしています。

冬場、子供が丸く縮こまる寝相を取る場合、部屋が寒いと感じている可能性があります。

また夏場、掛け布団を蹴ってしまうという子供もいます。その場合、暑いことが原因の場合もありますので、掛け布団を蹴って、お腹が出ないように気をつけましょう!

ぐっすり眠れているサインは下記を参考にしてみてください。

健康な寝相

手足を大きくバンザイのように広げてリラックスしている

◎一定時間ごとに自然な寝返りを打つ

◎呼吸が穏やかで規則的

寝相が悪い子供のために気をつけること

寝相が悪い子供に関して、気をつけることは「寝冷え」です。

子どもが寝冷えすると、風邪をひいたり、お腹を壊したりする原因になります。特に幼児は体温調節機能が未発達なため、大人よりも気温の影響を受けやすいです。

そのため、布団を蹴ってしまうと、急激に体温が下がり、風邪をひきやすくなってしまいます。

寝冷え対策

寝返りを打った拍子にパジャマがめくれ、寝冷えしてしまうことがあります。特におなかを出して寝ていると寝冷えして風邪をひいたりおなかを壊したりすることがあるので、注意が必要です。

パジャマはボタン付きでお腹が出ないものがあります。ユニクロのベビーパジャマはボタン付きで安心です。サイズも120まであるので幼稚園児くらいまで着れます。

また冬場で布団をはいでしまうことの多い子には、スリーパーもおすすめです。

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親が快眠するためのポイント


子供がぐっすり眠れると、親も安心して質の良い睡眠をとることができます。しかし、子供の寝相のせいで何度も目が覚めたり、掛け布団を直したりしていると、親の睡眠の質も低下してしまいます。

寝不足はパパママ業の大敵。次の日、仕事や家事などもありますし、しっかり寝たいですよね!

大人もぐっすり眠れるように気をつけることや今からできる改善点を3つお伝えします。

①子供がベッドから落ちないように対策する

寝返りを打った拍子にベッドから落ちて怪我をしないよう、転落防止対策をしましょう。ベッドガードと呼ばれる柵をつけるのもおすすめ!

[日本小児科学会「乳幼児の睡眠安全に関する指針」]
転落事故を防ぐため、寝具の配置やベッドガードの使用が推奨されています。

弊社スタッフの家庭では、床に余った布団を敷いて万が一に備える、子供は壁際に寝かせると行った家庭もありました。

②親自身の寝室環境を整える

遮光カーテンや適温(冬は18~22℃、夏は26~28℃)の快適な部屋を作ることで、途中で目覚めてもすぐに再入眠しやすくなります。

寝返りしやすい環境作り

子供が寝返りしやすいような環境を作ることはとっても大切です。

寝具についてはこの記事で詳しく解説しています。

【睡眠】寝返りで変わる睡眠の質 【睡眠】寝返りで変わる睡眠の質

規則正しい生活リズムを整えることで、睡眠の質は上がります。

毎日同じ時間に寝起きする習慣をつけることで、体内時計が整い、毎晩、自然な眠気がやってきます。

また、日中の適度運動をすることで、体に心地よい疲労を与えてくれます。

晴れた日は公園で遊んで、雨や寒い日などは家でダンスなどをしてもいいですね!

夜はスマホやタブレットの使用を控え、特に寝る1時間前は、家族全員でリラックスできる時間過ごしましょう。

厚生労働省「健康日本21」の調査によると、家庭内での睡眠環境改善が、親の睡眠満足度向上に寄与するケースが多いことが報告されています。子供がぐっすり眠れると親もぐっすり眠れますよね!

手軽にできるサポート方法

子供の快眠のために簡単に取り入れられることをお伝えします。

  • 十分なスペースを確保した寝具の配置
  • 寝る前にリラックスできる時間を作る
羊一さん
羊一さん

狭いベッドや柔らかすぎる寝具は寝返りを妨げる原因になってしまうので気をつけましょう!

まとめ

子どもの寝相が悪い原因と対策について、以下のポイントをまとめました。

寝相が悪いのはいつまで?

▶︎小学校低学年(6~7歳頃)までが目安

▶︎脳の発達とともに徐々に落ち着く

寝相が悪い子供のための対策

▶︎転落防止対策:ベッドガードや布団を活用

▶︎寝冷え対策:スリーパーやボタン付きパジャマを使用

▶︎寝具の見直し:顔が埋まらない硬さの布団や枕を選ぶ

▶︎快眠環境の整備:規則正しい生活・適度な運動・寝る前のリラックスタイム

寝返りしやすい環境作り

▶︎寝具の配置を工夫し、十分なスペースを確保

▶︎適度な運動やストレッチを取り入れる

親の睡眠も大切!

▶︎子供がぐっすり眠れる環境を整えることで、親も快眠につながる

▶︎家族全員で睡眠習慣を見直し、より良い睡眠環境を作る

これらの対策を参考に、家族みんなでぐっすり眠れる環境を作っていきましょう。