食事と睡眠の質

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毎朝スッキリ起きれていますか?

「目覚ましがなってもすぐに起きれない」「寝たのに体が重い」と感じている方が多いかもしれません。

ママ
ママ

そうそう、毎朝起きるのも、起こすのも大変で…。

実は、これには食事睡眠の質が大きく関わっています!

羊一さん
羊一さん

私は、Sailing Day の羊一です。今日は食事と睡眠の質の関わりについてお話しします。

ママ
ママ

食事と睡眠の質が朝の目覚めに関係あるって本当ですか?

羊一さん
羊一さん

関係あります!

食事が睡眠の質を良くし、睡眠の質が食事(食欲)を支えています。

まずは睡眠の質の基本を見ていきましょう。

睡眠の質とは?

「睡眠の質」は、単に「長く寝たかどうか」ではなく、どれだけ深く、そして回復できる睡眠が取れているかを表しています。たとえ8時間寝ても、質が悪いと疲れが取れず、逆に短時間でも質の良い睡眠を取ると、スッキリと目覚められます。

質の良い睡眠

【特徴】

・深い眠り(ノンレム睡眠):寝ている間に深い眠りに入ることが、脳や体の回復に必要。

・夜中に目が覚めない:朝までぐっすり眠れる。

・自然に目覚める感覚:目覚ましがなくても、自然に目覚める感覚があると、体が十分に休息できている証拠。

【質の良い睡眠を取ると起こる良いこと】

・体の疲れがしっかり取れる

・集中力や記憶力の向上

・代謝が高まり、脂肪が燃焼しやすくなる

・食欲が安定する

・免疫力が高まる

・肌の調子が良くなる

・心臓病や糖尿病のリスクが低下

質の悪い睡眠

【特徴】

寝つきが悪い:布団に入ってもなかなか眠りにつけない。何度も寝返りを打ってしまい、深い眠りに入れない状態。

夜中に何度も目が覚める:途中で目が覚めたり、トイレに行くために起きたりすると、睡眠サイクルが乱れ、十分な休息が取れない。

朝起きても疲れが取れていない:十分に寝たはずなのに、朝の目覚めがすっきりせず、体が重く感じる。これは、深い眠りができていないサイン。

日中に眠気が続く:夜の睡眠が十分でないと、日中に眠気を感じ、集中力や注意力が低下する。

【寝る前のNG行動】

・スマホやパソコンの使用:スマホやパソコンの画面から発せられるブルーライトは、脳を覚醒させ、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を抑えてしまう。

・カフェインやアルコールの摂取:コーヒーやエナジードリンクなどに含まれるカフェインは、脳を刺激して眠りを妨げる。また、アルコールは一時的に眠くなるものの、夜中に目が覚めやすくなるため、質の良い睡眠には逆効果。

・激しい運動:寝る直前に激しい運動をすると、心拍数や体温が上がり、体がリラックスできず、寝付きが悪くなる。軽いストレッチ程度に留めよう。

・重い食事や高脂肪の食事:寝る直前に消化に時間がかかる食べ物を摂ると、胃腸が働き続け、体が休息モードに入れない。

ママ
ママ

朝は起きれないし、日中も眠たくなります。

羊一さん
羊一さん

それは、質の良い睡眠が取れてなさそうですね。

食事と睡眠についても見ていきましょう!

食事と睡眠の質の関係

食事の内容やタイミングが睡眠の質を左右します。

特に夕食で何を食べるか、いつ食べるかが、睡眠の質に大きく影響します。

重い夕食は眠りを浅くする

夜に食べ過ぎたり、脂っこい食事をすると、胃が消化に時間をかけてしまい、体がしっかり休めません。その結果、眠りが浅くなり、夜中に目が覚めやすくなります。特に夜遅くに食べると、寝るときに胃腸が働き続け、深い眠りに入れなくなります

避けたい夕食の例

・揚げ物や脂っこい料理:とんかつ、唐揚げ、フライドポテト、天ぷら

・肉料理の大盛り:焼肉で食べすぎる、ステーキやハンバーグ店での大盛り

・夜遅くの高カロリーな食べ物:ピザ、ラーメン、ハンバーガー、カレーライス

眠りを助ける軽い夕食

良い睡眠のためには、消化しやすい軽い夕食をとりましょう。夕食は、寝る2〜3時間前に済ませるのが理想です。体がリラックスして眠りに入りやすくなります。

おすすめの食事の例

・魚料理:サケやサバなど、ビタミンB6が豊富な魚は体をリラックスさせる効果がある。

・野菜や豆類:消化が良く、栄養も豊富で体に優しい。

・全粒穀物:玄米や全粒パンは、少量でも満足感が得られ、消化に優れている。

・ハーブティー:カフェインを含まないハーブティーはリラックス効果があり、寝る前にぴったり。カモミールティーなどがおすすめ。

ママ
ママ

ここ最近、重たい夕食が多かったです!

羊一さん
羊一さん

少しずつ原因が見えてきましたね!もしも夕食に重いメニューを選んだときは、量を少なめにしてみましょう!

それぞれの生活スタイルに合わせた食事と睡眠

私たちはそれぞれ生活スタイルが違います。

一人暮らしで忙しく働く人、家族と過ごす時間が多い人やその子供たち。それぞれのライフスタイルに合った食事と睡眠の工夫をみていきましょう。

一人暮らしや単身赴任の人

一人暮らしでは、つい簡単な食事や夜更かしになりがちです。

【食事のアドバイス】

  • 栄養バランスの取れた簡単なメニュー:簡単に作れる栄養バランスの良い食事。たとえば、野菜をたっぷり入れた炒め物や、冷凍の野菜を使ったスープが手軽でおすすめ。
  • まとめ調理で時短:週末にまとめて作り置きできるおかずを用意しておくと、忙しい日でもすぐに栄養のある食事が取れる。

【睡眠のアドバイス】

  • 夜のリラックス習慣:寝る前にリラックスする時間を作るために、スマホを寝室に持ち込まず、読書や軽いストレッチを習慣化する。
  • 規則正しい就寝時間:一人暮らしだと就寝時間が不規則になりがちなので、同じ時間に寝るようにして体内リズムを整え、質の良い睡眠を取る。

家族時間が多い人や子供たち

家族全員が無理なく取り組める方法を見つけよう。

【食事のアドバイス】

  • 家族全員が楽しめる栄養満点の食事:子供から大人までが楽しめる栄養バランスの良い料理。例えば、野菜をたっぷり使ったカレーや鍋料理は、家族全員が喜び、栄養も豊富。
  • 食事の時間を一定にする:家族全員で夕食を楽しむ時間を固定すると、家族の絆が深まるだけでなく、消化もしやすくなる。

【睡眠のアドバイス】

  • 家族全員で同じ寝る習慣を持つ:家族で夜のリラックスタイムを作り、寝る時間を揃えると、家全体の睡眠リズムが整う。子供と一緒に読書をしたり、リラックスできる音楽を流すのも効果的。
  • 子供の睡眠を優先する環境作り:家族が多いと夜遅くまで騒がしくなりがちなので、子供がそろそろ寝る時間だと思うルーティンを作る。例えば、寝る前の絵本の読み聞かせや、寝る時間が近づいてきたら少しずつ照明を暗くするなど。
ママ
ママ

栄養バランスと寝る時間の習慣が大切なんですね。

羊一さん
羊一さん

そうですね。自分や家族に合った習慣を見つけていきましょう。

食事と睡眠は個人だけでなく企業も注目していますよ!

健康経営でも注目されている

ここ最近、企業が従業員の健康をサポートする「健康経営」に注目が集まっています。

特に、食事睡眠は、従業員の健康リスクを減らしてパフォーマンスを向上させ、企業にとって健康経営を成功させる鍵になります。

食事改善で従業員の健康をサポート

従業員が栄養バランスの取れた食事をとることで、普段の体調管理や午後の集中力向上へとつながります。

野菜や果物、タンパク質をしっかり摂ると、エネルギーが持続し、日中のパフォーマンスがUPし、業績もUPします。また、疲れにくい体を作り、心の健康にも良い影響をもたらします

例としては、企業内のカフェテリアで健康的な食事メニューを提供したり、従業員向けに栄養指導を行うなど、食事の改善がしやすい環境を企業が作ることが大切です。

良質な睡眠が生産性を向上させる

睡眠不足は、集中力の低下やミスの増加につながります。

健康経営では、従業員が十分な睡眠を取れるような環境作りも大切です。

例えば、勤務時間の調整柔軟な労働時間制度を導入して従業員の睡眠時間を確保したり、睡眠に関するセミナーや従業員が自宅でできる睡眠の質を向上させる方法を上手に共有することが、職場全体のパフォーマンスUPにつながります。

ママ
ママ

会社がサポートしてくれたら、とても嬉しいですし、もっと頑張れます!

羊一さん
羊一さん

そうですね。

従業員が心身ともに健康で楽しく働ける環境を整えることで、生産性UPや会社全体のパフォーマンスUPが期待できるんですね!

ダイエットにも関係がある

ダイエットには、食事だけでなく睡眠も大きく関係しています。

食事と睡眠は、どちらも体のリズムや代謝に影響を与えるので、ダイエットの効果を高める効果があります。

食事のタイミングとダイエット

ダイエット中の食事は、何を食べるかだけでなく、いつ食べるかが大切です。

これは「睡眠の質との関係」似ていますね

ダイエットは特に、朝・昼・夜の食事のタイミングによって、体のエネルギー消費や脂肪の蓄積が大きく変わります。

朝食は1日のエネルギー補給と代謝を活発にする効果があるので、しっかりとりましょう。朝食を抜くと、体がエネルギー不足になり、ダイエットに大切な代謝機能が落ちます

昼食は、しっかり食べていい時間帯ですが、満腹まで食べると午後のだるさに繋がり気持ちも動きも鈍くなります。腹8分目、多くても腹8.5分目くらいを意識しましょう

夕食は睡眠の質との関係と同じで、できるだけ軽めにし、寝る2〜3時間前には済ませることが理想です。夜遅くに食べると、消化が遅れ、体がエネルギーを脂肪として蓄積しやすくなります。また、夜遅い時間に食べた高カロリーな食事は、翌日の体重増加につながりやすいです。

睡眠の質とダイエット

ダイエット中は睡眠の質にも気をつけていきましょう。

質の良い睡眠を取ることで、体が効率よく脂肪を燃焼し、食欲を正常に保つことができます。

一方で、睡眠不足や質の悪い睡眠が続くと、食欲をコントロールするホルモンのバランスが崩れやすくなります。特に、レプチン(食欲を抑えるホルモン)が減少し、グレリン(食欲を増進させるホルモン)が増加するので、食欲が増え、カロリーの高い食品や甘いものへの欲求が強くなります。その結果、摂取カロリーが増えてしまうため、ダイエットには逆効果です。

睡眠中、特に深い眠り(ノンレム睡眠)の間に、成長ホルモンが分泌されます。

このホルモンは、脂肪燃焼を促し、筋肉を維持・修復する役割を持っているので、質の良い睡眠を取ることで成長ホルモンの分泌が活発になり、基礎代謝を高め、効率的に脂肪を燃焼することができます

睡眠がしっかり取れていると、体は日中に多くのエネルギーを消費しやすくなり、ダイエットの効果をより高めることができます。

ママ
ママ

ダイエットにも効果があるなんて!

羊一さん
羊一さん

食事と睡眠の関係はダイエット成功の鍵ですね!

食事と睡眠の質は、寝起きから始まる私たちの日常生活(仕事、家事、育児、心の健康、ダイエット)全てに影響しています。

朝スッキリ起きれて、日常生活も元気いっぱいに過ごしたいですね。

自分の食事と睡眠はどうなんだろうか?

羊一さん
羊一さん

ぜひこの記事を参考に、自分や家族の食事と睡眠を見直してみてください。

まとめ

睡眠の質とは?

・質の良い睡眠の特徴は、深い眠り(ノンレム睡眠)や途中で目が覚めないこと、スッキリ朝起きれること。

・質の悪い睡眠の特徴は夜中に何度も目が覚める、朝起きても疲れが取れない、日中も眠たくなること。

質の良い睡眠を取ると起こる良いこと

・体の疲れが取れる。

・集中力や記憶力が向上する。

・代謝が高まり、脂肪が燃焼しやすくなる。

・食欲が安定し、免疫力が高まる。

・肌の調子が良くなり、心臓病や糖尿病のリスクが低下する。

食事と睡眠の質の関係

・食事の内容やタイミングが睡眠に影響する。

・夜遅くの脂っこい食事は睡眠の質を下げるため、避けるべき。

・魚や野菜、全粒穀物などの軽い夕食が、睡眠の質を高める。

一人暮らしや家族のための食事と睡眠のアドバイス

・一人暮らし:栄養バランスの良い簡単な食事とリラックスした夜の時間を大切に。

・家族:家族全員が楽しめる食事を作り、規則正しい睡眠習慣を持つ。

健康経営における食事と睡眠

・栄養バランスの良い食事は従業員の健康とパフォーマンスを高める。

・良質な睡眠は生産性の向上に寄与する。

ダイエットと睡眠の質と食事

・睡眠不足は食欲をコントロールするホルモンのバランスを崩し、過食を引き起こす。

・質の良い睡眠は脂肪燃焼を促し、代謝を高めるため、ダイエット効果をサポート。

・朝食で代謝を上げ、昼食はしっかり、夕食は軽めに取ることで、効率的な脂肪燃焼が期待できる。