寒さが厳しくなる季節は、体調を崩しやすい時期です。特にインフルエンザや、一年を通して流行する新型コロナウイルスなど、職場や家庭に影響を与える感染症には注意が必要です。
「気をつけているつもり」でも、つい習慣が抜け落ちてしまうこともありますよね。

こんにちは、Sailing Dayの羊一です。
このブログでは、基本的な感染症予防のポイントと健康管理のコツ、そして会社としてできる取り組みをわかりやすく整理しました。
1. 感染症予防対策とは?
感染症予防とは、ウイルスや細菌による病気の広がりを防ぐための取り組みです。
私たちの身近には、風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス、ノロウイルスなど、さまざまな感染症があります。これらは「飛沫」「接触」「空気」などを通じて人から人へ広がっていきます。

これらの感染症は、一人がかかると職場全体に広がりやすく、体調不良による欠勤は生産性の低下を招きます。そのため、従業員の健康を守ることは、働きやすい環境づくりや企業全体のパフォーマンス維持、さらには企業価値の向上にもつながります。
(1)感染症予防対策を行う目的
◎自分の健康を守る
→ 発症や重症化を防ぐ
◎周りの人にうつさない
→ 職場・家庭での拡大を防ぐ
◎社会全体への広がりを抑える
→ 職場の安心、安全を守り、業務を円滑に進める
つまり感染症予防とは「自分と周囲を守るために、日常生活の中でできる小さな工夫を積み重ねること」なのです。逆に、予防をしないとどうなるでしょうか?
・風邪やインフルエンザにかかりやすくなり、体調不良で仕事や生活に支障が出る
・職場で一人が感染すると、同僚や家族へ一気に広がってしまう
・欠勤や業務停滞によって、会社全体の生産性も低下する

このように感染症予防を怠ると、自分だけでなく周りの人や職場全体に影響を及ぼすリスクが出てきます。

しっかる感染症予防対策をすることが大切ですね!
(2)基本的な感染症予防対策
コロナウイルスが流行ってから、今まで以上に手洗いうがいが浸透しましたが、感染症予防対策はしっかりできていますか?チェックしてみましょう。
感染症予防対策チェックリスト

☑️ 8個以上チェックがついた方
→ 日常的にしっかり感染症対策ができています。この調子で続けましょう!
☑️ 5〜7個の方
→ 基本的な対策はできていますが、見落としがあるかもしれません。できていない項目を意識して改善してみましょう。
☑️ 4個以下の方
→ 感染症にかかるリスクが高くなっています。まずは簡単にできる手洗いや換気から始めて、少しずつ対策を増やしていきましょう。

チェックリストに記載のある項目は、誰でもできる対策が多いです。取り組んでみましょう。
2. 健康管理のポイント3選
健康管理において覚えておきたいポイントは3つ!
(1)毎朝の体温チェック
(2)規則正しい生活で免疫力アップ
(3)健康診断と予防接種
(1)毎朝の体温チェック
毎朝の検温は、自分の体調変化に気づくための大切な習慣です。
特に37.5℃以上の発熱や強い倦怠感がある場合は、無理をせず休むことが自分の回復を早め、同僚への感染を防ぐことにつながります。軽い症状でも「少しおかしいな」と感じたら、勇気を持って休むことが職場全体を守る行動です。
(2)規則正しい生活で免疫力アップ
感染症に負けない体をつくるためには、生活習慣の見直しが欠かせません。
睡眠のポイント
免疫細胞は睡眠中に活発に働きます。毎日7時間前後の睡眠を目安に、寝る前はスマホやテレビを控えて質の良い眠りを意識しましょう。
食事のポイント
肉や魚、野菜、果物をバランスよく摂ることが基本です。ヨーグルトや納豆などの発酵食品は腸内環境を整え、免疫力アップに効果的です。
運動のポイント
ウォーキングやストレッチなど、軽く汗ばむ程度の運動を週に数回取り入れましょう。通勤時に一駅歩く、階段を使うといった工夫もおすすめです。
(3)健康診断と予防接種
定期的な健康診断は、自分では気づかない病気や不調を早期に発見するために欠かせません。毎年の健康診断をしっかり受け、必要があれば生活習慣を見直すことが大切です。
また、インフルエンザワクチンなどの予防接種は、発症や重症化を防ぐ大きな手助けになります。流行シーズンに備えて、毎年早めに接種しておきましょう。
3. 会社としてできる感染症予防の取り組み
在宅勤務や時差出勤の導入
流行期には、人との接触を減らすことが効果的です。可能な範囲で在宅勤務を導入したり、出勤時間をずらして混雑を避ける工夫をすると、通勤時やオフィス内での感染リスクを下げられます。
体調不良時に休みやすい環境づくり
「少し熱があっても出社する」ことは、かえって感染を広げてしまう原因になります。会社として「体調が悪いときは休んでよい」と伝えるだけでなく、特別休暇の導入や有給休暇を取りやすい仕組みを整えることで、従業員も安心して休めるようになります。
掲示物や社内メールでの情報発信
入り口や休憩スペースにポスターを掲示したり、社内メールやチャットで定期的に情報を発信することは、従業員の意識づけに効果的です。「手洗い・換気・マスク」などの基本を繰り返し伝えることで、自然と行動につながります。
▼A4で印刷できます。社内に掲示して対策をしてみましょう。


家族も含めた感染症予防の啓発
感染症は家庭から職場へ、職場から家庭へと広がります。従業員だけでなく家族にも予防を意識してもらえるよう、家庭向けの分かりやすい資料や健康だよりを配布すると効果的です。会社が「従業員の家族の健康まで考えている」と伝わることで、安心感や信頼感も高まります。

これらを実践することで、職場全体のリスクを下げ、従業員が安心して働ける環境を整えることができます。
4. まとめ
◎ 予防対策とは?
▶︎自分を守る・周りにうつさない・社会全体に広げない。怠ると職場全体に影響。
◎ 基本の予防対策
▶︎手洗い20秒・マスク・換気・消毒。チェックリストで習慣化。
◎ 健康管理の3ポイント
▶︎毎朝の体温チェック(37.5℃以上は休む)
▶︎睡眠7時間・バランス食・適度な運動
▶︎健康診断で早期発見・ワクチンで重症化防止
◎ 会社の取り組み
▶︎在宅勤務・時差出勤
▶︎休みやすい雰囲気づくり
▶︎掲示物・メールで情報発信
▶︎家族も含めて予防を広げる