日光東照宮で満足していませんか?
歴史から絶景へ。日光の魅力は、ここからが本番です。
ぐねぐねと続くいろは坂。
突然現れる猿。
目の前いっぱいに広がる男体山。
そして、吸い込まれそうな中禅寺湖。

こんにちは!かおりです。
前回は“歴史の日光”を楽しみましたが、今回は“絶景の日光”へ。東照宮の先に広がる、走るだけで気持ちいい最高のドライブ旅へご案内します!
日光の旅パート①はこちら
【世界遺産・日光をドライブで巡る】元バスガイド目線で楽しむルート旅① 
1. 歴史の日光から「絶景の日光」へ

まずは今回のドライブルートをチェック!


前回は“歴史の日光”を巡りましたが、今回は東照宮のその先へ。いろは坂を登り、華厳の滝を見学。男体山を望みながら中禅寺湖へ向かう絶景ドライブです!
(1)走るほど、日光は別の顔を見せてくる
徳川家康、豪華な社殿、三猿、眠り猫…。「日光って歴史の町なんだな〜」なんて余韻に浸りながら…

ここからが、今回の本番です!
出発してまもなく。「あれ?さっきまで東照宮だったよね?」と思うくらい、景色がどんどん変わっていきます。歴史ある町並みだったのがいつの間にか山の景色に。窓の外の木々が増えて、空気もちょっとひんやりしてきます。
そしてカーブが増えるたびに、景色だけでなく気分まで少しずつ切り替わっていくようです!

前回は“見る日光”でしたが、今回は“走って感じる日光”。同じ日光なのに、まるで別の旅が始まったみたいですね!
(2)“馬返し”を知ると、この景色が少し違って見える

日光山内からしばらく進んだこの先に馬返し(うまがえし)という、ちょっと気になる名前の場所があります。今は車で気持ちよく走れるこの道も、昔はここから先が本格的な山道。馬を返した場所だったことが「馬返し」という名前の由来です!

なるほど〜!今はドライブコースとして人気の道も、昔の人にとってはここからが本格的な山の旅だったんですね。同じ景色でも、ちょっと違って見えてきます!

そんな歴史の余韻を感じながら、いよいよこの先は…そう、“いろは48文字”にちなんで名づけられた日光名物・いろは坂に突入です!
2. ぐねぐね道の先に、思わず声が出る絶景が待っていました
(1)なぜ“いろは坂”?48カーブに隠された秘密

いよいよやってきました、日光名物・いろは坂!
ぐねぐね、ぐねぐね…。
カーブを曲がるたびに景色が変わって「まだ続くの!?」と思ってしまうこの道。

羊一さん!ここでいつものクイズです!
昔のいろは坂は、どうなっていたでしょう?
① 今よりもっと細い道だった
② 上りも下りも同じ道を使っていた
③ カーブの途中で信号待ちしていた
……

これは迷いますね…
でも③!

正解は……残念、②です。
② 上りも下りも同じ道を使っていた。
今はいろは坂の上りと下りで道が分かれていますが、昔は下り専用の第一いろは坂の1本しかなかったため、対面通行していたんですよ!

え〜‼︎それは驚きです。今でも十分大変なのに昔はさらに大変だったんですね。

中禅寺湖エリアへ向かうには約600m以上一気に標高を上げる必要があります。でも、まっすぐ道を作ると急すぎて大変…。そのため、急な坂を少しずつ登れるよう、山肌に沿ってカーブの多い道が作られました。
ちなみに“いろは坂”という名前は昔の「いろは48文字」にちなんでつけられたもの。カーブに文字が割り当てられていたことが由来なんですよ!
(2)えっ、本物の猿!?東照宮の次はリアル三猿に遭遇
いろは坂をぐねぐね登っていると——

「えっ、猿!!」まさかこんなに早く“本物”に会うとは‼︎

道路脇にちょこんと座っていたり、木の近くをぴょんっと動いたり。日光では、こうして野生の猿に出会うことがよくあります!

東照宮では彫刻だった猿たち。今回は、まさかの本物に遭遇!にちょっとテンションが上がりますよね!
ただ、ここは本物の野生動物。かわいい!と思ってもエサをあげたり近づいたりはNG!車の中からそっと見守るのが良さそうです。
(3)目の前に現れる、日光のシンボル・男体山

猿との思わぬ出会いにちょっとテンションが上がったところで、ふと前を見ると…

えっ、あの大きい山なに!?

羊一さん!期待どおりのリアクション、嬉しいです(笑)
どーん!と目の前に現れたこの山が、日光のシンボル男体山(なんたいさん)です。標高は2,486m。
ただ大きいだけじゃありません。
実はこの男体山、昔から山そのものがご神体として信仰されてきた『神様の山』なんです!
日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)の信仰とも深く関わっていて、昔は修行の場として登る人もいたそう。今でも信仰の山として、この山を目指して登る人がいるんですよ!

そう聞くと、ただの絶景ではなく、どこか神聖な空気をまとって見えてきます!

しかも、実はこの男体山…火山なんです!
その昔の噴火によって溶岩が川をせき止め、中禅寺湖が生まれ、その水が華厳の滝へと流れていく。
つまり、このあと見る絶景の主役たちも、もともとはこの山がつくった景色なのです!
(4)ここで一度、車を止めてください。明智平から見る“日光全部入り”の絶景

いろは坂を登ってきたら、ぜひ立ち寄りたいのが明智平(あけちだいら)です。
目の前には雄大な男体山。
そのふもとには、深い青が印象的な中禅寺湖。
さらに視線を移せば、力強く流れ落ちる華厳の滝まで見渡せます。

まさに、“日光全部入り”の絶景です!
ここがすごいのは、ただ高い場所にあるからではありません。
実はここが特別なのは、標高の上がり方と視界の開け方が絶妙だから。いろは坂をぐんぐん登っていく途中、ちょうど視界がぱっと開ける場所がこの明智平なんです。そこから、男体山・中禅寺湖・華厳の滝という、日光を代表する“山・湖・滝”の景色がひとつの視界に収まる最高のロケーションなのです!
One Point
時間に余裕があれば、ロープウェイで展望台へ。
明智平からでも十分美しいですが、上から見る景色はさらに圧巻。
観光シーズンは混雑しやすいため、少し余裕を持ったスケジュールがおすすめです。
(5)華厳の滝。その迫力は、写真では伝わりません


いろは坂を上りきると、正面には男体山、左には中禅寺湖。…ですが、その前にまずは華厳の滝へ向かいましょう!
日光の絶景スポットはいくつもありますが「まずここ‼︎」と言われる理由は、目の前に立つとすぐわかります。
まず、音。近づくにつれて聞こえてくるごうごうという水の音。
そして視界に入った瞬間「大きい」ではなく“落ちてくる”という感覚。高さは約97メートル。中禅寺湖の水が、一気に流れ落ちています。

でも、そもそもなんでこんなところに滝があるの?

実はこの景色、男体山の火山活動がつくったものなんです。昔、男体山の噴火でできた溶岩が川をせき止めて中禅寺湖が生まれ、その湖の水が流れ落ちてできたのが華厳の滝です!そして、華厳の滝は季節によってまるで別の景色になります。春の雪解け水、夏の新緑、秋の紅葉、冬の氷瀑。訪れる季節によって、まったく違う表情に出会えるのも魅力です。
とはいえ、本当の迫力はまだこの先です!羊一さん…わかりますか?

それはもしかして…『観瀑台(かんばくだい)』ですか?

その通り!
せっかくここまで来たなら、ぜひ下から滝を見上げる観瀑台へ!エレベーターで一気に下りて、滝のすぐ近くまで行くことができます!では行ってみましょうか!

……ヒョエ〜〜‼︎‼︎
近い‼︎いや、本当に近い(笑)「水しぶき届くんじゃない!?」と思うくらいの距離感!
しかも、音がまるで別もの。上では“景色”として見ていた滝が、ここでは“体で感じる滝”です!写真では伝わらないって、こういうことなんですね‼︎

羊一さんの感動で全部伝わりましたね!上から見る華厳の滝ももちろん素晴らしいですが、観瀑台まで下りると“景色”だった滝が、一気に“体感する滝”に変わります!音、迫力、水しぶき…。これは実際に来てこそ味わえる体験かもしれません。
ちなみに、この力強い水。実は次回訪れる奥日光の湯ノ湖や湯滝、竜頭の滝へとつながる“水の旅”の一部でもあるんです!
One Point
観瀑台(華厳滝エレベーター)
大人 600円 / 小学生 400円 / 未就学児無料
駐車場
普通車 1回500円(華厳第一・第二駐車場)
観瀑台まで下りると、水しぶきや音の迫力はまるで別もの。
観光シーズンは混雑しやすいため、少し時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。

正直、上から見るだけでも十分かな?と思っていたのですが、観瀑台まで下りると迫力がまったく別ものでした!音も水しぶきも想像以上で「これは下りて正解!」と思いました!
3. ここからの日光は、ちょっと大人の時間です

(1)湖のほとりに現れる鳥居。“神様の山”はここでも続いていました
華厳の滝をあとにして車を走らせると、ふと目に入るのが湖のほとりに立つ大きな鳥居。

羊一さん!「あれ?湖のそばに鳥居?」って思いませんでした?

思いました!
急に現れるので、ちょっとびっくりしました!

ですよね(笑)
ここは日光二荒山神社 中宮祠(にっこうふたらさんじんじゃ ちゅうぐうし)。男体山をご神体として祀る神社のひとつなんです⛩️
前の男体山のところで、“神様の山”ってお話しましたよね。あの男体山、実は“見る山”ではなく“お参りする山”でもあるんです。昔からご神体として崇められていて、この中宮祠は男体山へ向かう入口のひとつなんです!

つまりここ、ただ湖のそばに立っている鳥居ではなく“神様の山への入口”なんですね!
(2)え、日光にリッツ・カールトン!?湖畔に現れるもうひとつの世界
中禅寺湖沿いを走っていると、思わず二度見してしまう場所があります。

え、日光にリッツ・カールトン!?

実はここ、2020年に開業したザ・リッツ・カールトン日光なんです!「こんな自然の中にリッツ?」と思いますが、実は意外と日光らしいんですよ!というのも、中禅寺湖周辺は明治時代から外国人外交官たちの避暑地として親しまれていた場所。“静かな湖畔で夏を過ごす”という文化が、昔からあったんです。
そう考えると、世界的なホテルがここにあるのも不思議ではありませんよね。しかも、都会のラグジュアリーホテルのような派手さではなく、木や石を使った落ち着いたデザインで、景色にしっとり馴染んでいるんですよ!

“大人の日光”って雰囲気で憧れます〜!
One Point
ザ・リッツ・カールトン日光は、宿泊だけでなく地域とのつながりも大切にしています。
日光国立公園を舞台にしたマウンテンランニングイベントとの取り組みもあり、“自然を楽しむ日光”という新しい魅力も感じます。
(3)中禅寺湖名物“ヒメマス”って知っていますか?

(参考:~釣りと魚にまつわる情報ブログです。水と緑があればいい~より)
中禅寺湖の景色を眺めていると、そろそろ気になってくるのが、その土地ならではの味。

こういう景色のいい場所に来ると、ご当地の美味しいものも気になりますね!

中禅寺湖といえば、実は“ヒメマス”が名物なんです。

ヒメマスですか?
聞いたことはありますが、どんな魚なんでしょう?

ヒメマスは、ベニザケの仲間なんです。
もともとはこの湖にいた魚ではなく、1906年に秋田県と青森県にまたがる十和田湖から中禅寺湖へ移入されたのが始まりだそう。今ではすっかり、この湖を代表する名物になっています!クセが少なく上品な味わいで、塩焼きやムニエル、フライなどで楽しめますよ!

なるほど〜!
景色だけじゃなく、その土地ならではの味があると旅の楽しみが増えますね!

本当にそうですよね。
絶景を見て、その土地の歴史や自然にふれて、美味しいものを味わう。そういう時間も旅の醍醐味だなと思います!
さて、少しお腹も空いてきましたし……そろそろ今夜の宿へ向かいましょうか!
(4)今夜の宿はここ。“絶景の日光”を味わう中禅寺湖ステイ
中禅寺湖を眺めながら車を走らせ、たどり着いたのが中禅寺金谷ホテル。

金谷ホテルということは、日光市内にある有名な日光金谷ホテルと関係があるんですか?

さすがです、その通り!
ルーツは、東照宮のほど近くにある1873年創業の日光金谷ホテル。日本を代表するクラシックホテルとして知られる、あの金谷ホテルの系譜なんです!
この中禅寺金谷ホテルは1992年開業ですが、長く日光を見守ってきた金谷ブランドらしい、肩ひじ張らない上質さが感じられます。

さっき見たリッツ・カールトンとはまた違った魅力がありますね!

そうなんです!
派手なラグジュアリーというより、木のぬくもりを感じる落ち着いた空間。窓の外には中禅寺湖。ここまで歴史の日光、絶景の日光を走ってきたあとだからこそ、この静けさがなんだか心地いいんですよね!
こういう時間こそ、“大人の日光”なのかもしれません!

…今日はずいぶんいろんな景色を見ましたね!東照宮の歴史から始まって、いろは坂、男体山、華厳の滝、中禅寺湖…。同じ日光なのに、まるでいくつもの旅をしてきたみたいです!でも、この旅、まだ終わりません!
次回はさらに奥へ。
竜頭の滝、戦場ヶ原、湯滝、そして湯ノ湖…。 “水がつくる奥日光の絶景”へ向かいます!
今日はここで、おやすみなさい🌙…明日の湖畔の朝散歩も楽しみです!
4. まとめ
◎ 馬返しから本格的な山道。歴史の余韻が残る場所
◎ いろは坂は約600m以上標高を上げるために作られた山道。“いろは48文字”にちなんだ名前
◎ 日光では運がよければ野生の猿に遭遇することもある
◎ 男体山は、昔からご神体として崇められてきた特別な存在
◎ 明智平は“日光全部入り”の絶景スポット
◎ 華厳の滝は観瀑台まで下りると、水しぶきや音の迫力がまるで別もの
◎ 華厳の滝は、男体山の火山活動で生まれた中禅寺湖の水が流れ落ちてできた景色
◎ 中禅寺湖は名物ヒメマスなど、湖畔ならではの楽しみがある
◎ 日光にはリッツ・カールトン日光や中禅寺金谷ホテルなど、湖畔でゆっくり過ごす贅沢な時間も魅力
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この記事の監修 長谷 有希央
◎安眠インストラクター
◎睡眠&寝具インストラクター
◎健康経営アドバイザー
◎中小企業診断士 の資格を持つ「眠りと健康経営の専門家」です。
◎補助金・助成金申請のお手伝いもしています。

