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冷たい水がスッとまろやかに感じられる。
お酒の角が取れてやさしい味わいになる。
そんな不思議な体験を生むのが、「錫(すず)」という金属です。
見た目は銀のように上品で、さびにくく・抗菌性が高く・体にもやさしい「健康を支える暮らしの器」として注目されています。

Sailing Dayの羊一です。錫は暮らしを整え、体を整え、心を整える“三つの健康金属”。今回は、その魅力を3つの視点からご紹介します。

1. 錫(すず)とは?
古くは仏具や茶器などに使われてきた日本の伝統金属。銀白色に輝きながらも、酸化しにくく長持ちすることが特徴です。柔らかい性質から職人の手で細やかな細工が施され、「冷たさの中に温もりを感じる金属」として愛されています。
特に、富山県高岡市の「能作」(のうさく)は、400年続く鋳物の町・高岡で生まれた代表的な錫ブランド。
伝統の鋳造技術に現代デザインを融合させ、錫のやわらかさを生かした「曲がる器」「タンブラー」「花器」など新しいライフスタイルを提案しています。能作(のうさく)公式サイトはこちら

能作の錫製品は純度100%。他の金属を混ぜないことで、より“やさしい手触り”と“まろやかな口あたり”が生まれるのです!
(1)使うほど美しくなる、“一生ものの錫の器”
錫は、使うほどに手になじみ、ツヤが深まる金属です。指先の油分が自然な保護膜となり、毎日の使用で“自分だけの風合い”が育っていきます。キズやくすみも「味わい」として愛され、まさに“育てる器”。
職人の手で一つひとつ仕上げられており、同じ形でも微妙に風合いが異なります。それが“世界にひとつだけの錫器”として、多くのファンを惹きつけています。
また、錫は酸化しにくく、銀のように黒ずまないためお手入れも簡単です。

使用後はやさしく水洗いをし、乾いた布で軽く拭く。長期保管は柔らかい布に包む、これだけ!
2. 味が変わる?錫の“まろやか効果”と健康との関係
錫の器で飲むと、「お酒がまろやか」「水が甘い」と感じる人が多いのです。
これは気のせいではなく、錫イオンの働きによるもの。
錫にはカルキや雑味をやわらげる性質があり、水分子の結びつきをゆるめることで、
水の角がとれたような“やわらかな口あたり”を生み出します。
錫の器で飲むと、「お酒がまろやか」「水が甘い」と感じる人が多いのです。これは気のせいではなく、錫イオンの働きによるもの。錫にはカルキや雑味をやわらげる性質があり、水分子の結びつきをゆるめることで、水の角がとれたような“やわらかな口あたり”を生み出します。
たとえば…
冷酒 → スッキリとキレのある味に
緑茶 → 苦みが減って香りが引き立つ
水 → カルキ臭が消えて自然な甘みに
さらに錫には、抗菌・抗酸化作用があります。そのため、毎日使っても臭い移りが少なく、衛生的にも安心。
清らかな味と清潔さの両方を叶える“健康的な金属”といえます。

鉄のように栄養素を補うタイプではありませんが、味覚を整えリラックスを促すまさに“五感で整える健康金属”なんです!
(1)錫の抗菌性と“ヘルスケアへの可能性”
錫(すず)は古くから「水を清める金属」として知られています。器に水を入れておくと腐りにくく、お酒やお茶の雑味を抑える効果があることから、日本では祝いの席や神事にも使われてきました。
この背景には、錫に含まれる抗菌・抗酸化作用があります。金属イオンが雑菌の繁殖を抑える「オリゴダイナミック効果(微量金属作用)」により、衛生的で安全な素材として注目されているのです。
(2)能作が広げる“医療・福祉・ヘルスケア”の領域
富山県高岡市の鋳物メーカー「能作(のうさく)」は、この錫の特性をいち早く現代のライフスタイルに取り入れた企業です。
能作はこれまで、
◎錫の抗菌性・低刺激性を活かした医療・介護向けの食器開発
◎リハビリ施設や病院向けのやわらかい錫製カップ・スプーン
◎手に馴染む感触と温度伝導性を活かした感覚刺激リハビリ用アイテム
など、医療・ヘルスケア分野にも応用を広げています。
錫は金属の中でもアレルギー反応が起こりにくく、口当たりがやさしいため、高齢者や子ども向けの器具にも向いています。

能作の「やさしい金属=錫」って、体だけでなく心も整えてくれるんですよね。実は、健康を支える道具づくりから「人と人の絆」をつなぐ活動にも広がっているんです!
3. “錫婚式”で器と記念日をつなぐ心の健康
富山県高岡の能作(のうさく)では、結婚10周年を祝う特別なセレモニー『錫婚式(すずこんしき)』を開催しています。錫は「錆びにくく、やわらかく、長く美しくあり続ける」金属。その性質が、「10年の絆を象徴する素材」として選ばれているのです。
能作の錫婚式プランでは、夫婦で錫製品を制作したり、オリジナルの記念品や錫婚証明書が贈られるなど、“使い続ける器”を通して絆を深める体験ができます。

“使うほど味わいが出る”錫って、まさに夫婦の関係そのものですね。時間が経つほど輝きが増す、そんな関係を器が教えてくれます。
日々の食卓で使う錫の器が、“記念日を思い出させてくれる存在”になる——。
そんなストーリーを持てるのも、能作の器の魅力です。
🌿 能作おすすめ商品
【能作 – NAJIMI タンブラー 390ml】
手にしっくり馴染む形と冷たい飲み物をまろやかにする錫100%のタンブラー。冷酒・ビール・炭酸水にもぴったり。
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価格:8800円 |
【能作 – ぐい呑みセット(ペア)】
飲み口の薄さが絶妙で冷酒の香りと味を引き立てる人気モデル。贈り物にもおすすめ。
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能作 ぐい呑み 2個ペアセット(錫 金箔) 錫製 猪口 酒器 ぐい呑 盃 名入れ 父の日 還暦祝い 退職祝い 内祝い ギフト 記念品 プレゼント 母の日 nousaku のうさく 価格:11000円 |
【能作 – 「KAGO」スクエアL】
平らな状態から立ち上げてつくる“かご形状”でフルーツやワインボトル、雑誌などを美しく収納。使う場所や用途に応じて自由にアレンジできるのが人気。
能作 KAGO スクエアL 錫製 かご カゴ 籠 内祝い 誕生日 ギフト 記念品 プレゼント 父の日 母の日 nousaku のうさく 価格:15400円 |
4. まとめ

錫は派手じゃないけれど、静かに整えてくれる金属。味覚も心も少しずつ“まろやか”にしてくれる、そんな優しい健康習慣です。
◎ 味覚から整える健康習慣
▶︎ 錫イオンの働きで水やお酒の味がまろやかに。
▶︎ 味覚のストレスを減らし、心身をリラックスさせる“五感の健康金属”。
◎ 清潔で安心な暮らしを支える抗菌性
▶︎ 錫には抗菌・抗酸化作用があり、毎日使っても臭い移りが少ない。
▶︎ 食器・カップ・カトラリーとして衛生的に使え、医療・介護の現場でも注目。
◎ 伝統×ヘルスケアをつなぐ能作の取り組み
▶︎ 富山県高岡の「能作」は、錫のやさしさを活かした医療・福祉製品を開発。
▶︎ “体の健康”から“心のつながり”まで支える新しいものづくりを展開。
◎ 今日からできる小さな一歩
▶︎ 水を錫のカップで飲んで“まろやか体験”を。
▶︎ 食卓に錫の器をひとつ取り入れてみる。
▶︎ 記念日には“錫婚式”で絆をかたちに。

錫が“冷の金属”なら、南部鉄器は“温の金属”。
次回は【南部鉄器 vs 錫】をテーマに、あなたの暮らしに合う“健康器”の選び方を紹介します!
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この記事の監修 長谷 有希央
◎安眠インストラクター
◎睡眠&寝具インストラクター
◎健康経営アドバイザー
◎中小企業診断士 の資格を持つ「眠りと健康経営の専門家」です。