【健康経営優良法人が実践】究極の全身運動!ラジオ体操の驚きの効果とは?

この記事は3分で読めます

『ラジオ体操第一〜♪』

自分がラジオ体操係なのに寝坊したり、第二体操になると急にキョロキョロ、そんな思い出ありませんか?

あの頃は「義務」だった体操が大人になった今では「自分を整える時間」として見直されているのだから不思議です。

子どもの頃の習慣がいまや健康経営に欠かせない習慣となっています。

羊一さん
羊一さん

Sailing Dayの羊一です!今回はラジオ体操の科学的効果健康経営優良法人の実践例、そして思わず話したくなる面白ネタまでラジオ体操の魅力をギュッと解説します。

1. 健康経営優良法人がラジオ体操を取り入れる理由

健康経営優良法人に選ばれている企業の多くは社員の健康づくりを“日常の習慣”として根付かせることに力を入れています。その中で選ばれているのが誰もが知っていてすぐに実践できるラジオ体操です。

そのわけは…

取り入れやすさが抜群

◎特別な設備や費用が不要

◎朝礼や昼休みなど決まった時間にサッとできる

◎動きがシンプルで年齢や体力に関係なく誰でも参加できる

健康効果がわかりやすい

◎肩や腰など日頃動かさない部分をほぐせる

◎姿勢が整い集中力が高まりやすい

◎全身の血流がよくなり気分もリフレッシュ

職場全体の一体感を生む

◎社員全員で一緒に体を動かすことで、自然と会話や笑顔が増える

◎「朝のスタートがそろう」「部署の壁を超えて交流が生まれる」といった効果が職場の雰囲気を明るくしてくれる

羊一さん
羊一さん

ラジオ体操は「簡単」「効果的」「みんなでできる」の三拍子がそろった取り組み。だからこそ健康経営優良法人に認定されるような企業が積極的に取り入れているのですね。

 

2. ラジオ体操は”究極の全身運動”

(1)全身運動として優秀な理由

「たった3分程度の体操で本当に全身運動になるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
実はラジオ体操は、肩・腕・胸・背中・腰・脚と、ほぼ全身の筋肉と関節をバランスよく動かすように設計されていて短時間でも“効果”があります。だからこそ究極の全身運動といわれるのです。

3分で全身をまんべんなく動かす

ラジオ体操第1だけでも腕の回旋・前屈・後屈・ジャンプなど13種類以上の動作が組み込まれています。短時間ながら普段の生活では動かしにくい関節や筋肉までしっかり使えるのが特徴です。                  

強度は「速歩き」並み

研究では、ラジオ体操の運動強度は 約4.0〜4.5METs(速歩きと同程度) といわれています。第1と第2を続けて行うとおよそ25〜30kcalを消費。短いながらしっかり運動した感覚を得られます。

誰でも・どこでもできる“万能運動”

スーツや作業着のままでも実施可能。年齢・性別を問わず同じ動きを共有できる。オフィス・工場・現場など場所を選ばない。

 

(2)職場で実感できる!ラジオ体操の効果

肩こり・腰痛の予防

デスクワークで固まりやすい肩や腰を大きく動かすことで筋肉のこわばりがほぐれます。

「毎朝のラジオ体操で肩こりが減った」という声は多く疲労や不調の軽減につながります。

 

血流改善で頭もスッキリ

ラジオ体操はジャンプや屈伸など全身運動が多いため血流が促進されます。
その結果、頭が冴えて 仕事への集中力や判断力が高まる効果が期待できます。

 

気分転換・リフレッシュ

午後の眠気や仕事の合間のだるさも3分体を動かすだけでスッキリ。
休憩時間にラジオ体操を取り入れるとメリハリのある働き方につながります。    

 

チームの一体感アップ

みんなで同じ動きをすることで自然と笑顔や会話が生まれます。

「体を一緒に動かす」だけで部署を越えた交流やチームワーク強化につながるのです。

 

羊一さん
羊一さん

ラジオ体操は体の不調予防から仕事のパフォーマンス向上、そして職場の雰囲気改善まで多方面で効果を発揮する万能な習慣といえますね!

3. ラジオ体操の歴史と・豆知識

羊一さん
羊一さん

健康効果がたくさんあるラジオ体操ですが実は知ると「へぇ〜!」となる面白ネタもいっぱいあります。職場で話すとちょっとした会話のきっかけにもなりますよ。

1920年代 ― ラジオ放送の時代に誕生

ラジオ体操が生まれた背景には、「ラジオ放送」の普及があります。当時の人々にとってラジオは新しいメディアであり全国へ同じ情報を一斉に届けられる画期的な存在でした。
この仕組みを活かし朝の放送とともに「誰でも気軽に体を動かせる習慣」として広まっていったのです。

1940年代 ― 広がる教材と集団体操

戦後になるとラジオ体操は学校や地域に浸透していきました。当時は体操の動きをまとめた「ポスター」や「図解」が配布され誰でも正しい動きを確認できるようになりました。広場や校庭で集団体操を行う光景は戦後復興の象徴のひとつでもありました。

1960年代 ― 家庭と職場に広がるトランジスタラジオ

高度経済成長期には家庭用の小型ラジオやトランジスタラジオが普及。これにより家庭やオフィスでも気軽にラジオ体操ができるようになり「健康づくりの国民習慣」として定着していきました。職場でも「朝の体操」が導入され社員の健康増進や一体感づくりに役立てられました。

 

豆知識

ラジオ体操は90年以上の歴史

ラジオ体操が始まったのは 1928年(昭和3年)。昭和天皇の御即位の大礼を記念して作られ国民の健康づくりを目的にNHKラジオで放送されました。なんと、もう90年以上も続いている国民的運動なんです。

 

実は「第3」もあった

多くの人が知っているのは「第1」と「第2」ですが、実は一時期「第3」も存在していました。動きがかなり激しくて難しかったため定着せず今では“幻のラジオ体操”と呼ばれています。

 

ラジオ体操の資格がある

全国ラジオ体操連盟が認めた“教える人の資格”(指導員・指導士)があり会社はその有資格者を講師として呼べます。

 

本気でやると意外にハード

テンポが一定で心拍が上がりやすく『途切れない3分』で心拍と体温がグッと上がります。

羊一さん
羊一さん

ラジオ体操はただの体操ではなく歴史あり、隠れたエピソードあり、世界にも愛される文化になりました。社内で導入する際にこうしたネタを添えると社員の興味もぐっと高まりますよ。

4. 企業事例

羊一さん
羊一さん

ラジオ体操はシンプルな運動だからこそちょっとした工夫で職場に根づきやすくなります。実際に健康経営に取り組んでいる企業の事例を見てみましょう!

【凸版印刷株式会社】

(東京都/その他製品業/従業員数10,730名)

 

健康診断“再検査受診率100%”を維持し健保組合と現場総務・診療所看護師の密な連携(全国35か所)で個別フォローを徹底。 

 

社内でも特に在宅率が高くデスクワークが中心な本社において「本気のラジオ体操オンライン」企画を実施。

出社時に流れるラジオ体操を在宅でも本気で取り組めるよう健保組合に依頼してラジオ体操指導員によるレクチャー動画を作成し展開。また強化期間を設け期間内は事務局より毎日メール配信を行い啓蒙を図った。 

(参考:weii-Being100 凸版印刷 株式会社より)

【第一生命 島根支社】

(島根県/生命保険業/従業員数 384名)

 

島根支社では朝のラジオ体操を毎日実施。開始当初の違和感は継続で軽減し調子の改善を実感。健診100%受診・がん検診勧奨・歩行/マラソン企画・禁煙デーとあわせ働く人の健康習慣を定着させている。

 

 

朝のラジオ体操を実施。社員対抗ウォーキング、各種マラソン出場も併用。 健診全員受診、がん検診受診勧奨、「健康第一アプリ」でセルフチェック・食生活管理、月2の付く日は禁煙デー。 

 

開始当初は「腰・首が痛い」という声もあったが、続けることで調子がよくなる実感が出て、現在は毎朝実施へ定着。

(参考:しまね☆健康づくりチャレンジ月間より) 

 

他にも、

【建設業のA社】
 毎朝の朝礼で必ずラジオ体操を実施。体の準備が整うことで、作業中の事故防止や集中力の向上につながった。

【製造業のB社】
 昼休憩後に第1と第2を全員で実施。午後のだるさが減り仕事の効率が上がったと従業員から好評。

【サービス業のC社】
 リモート勤務が多いため、オンラインで一斉にラジオ体操離れていても同じ動きをすることで「つながりを感じられる」と社員満足度が向上。

羊一さん
羊一さん

午後の休憩時間に「眠気覚まし」として取り入れるのもアリですね!ラジオ体操は「誰でも知っている運動」だからこそ自社でも明日からすぐに始められる健康施策なのですね!

5. まとめ

短い時間で全身運動
ラジオ体操はたった3分で肩・腰・足をしっかり動かせます。

 

集中力・リフレッシュに効果的
朝礼や休憩時間に行えば、その後の仕事の集中度がグッと高まります。

 

社内の一体感もアップ
みんなで一緒に動くことで、自然と会話や笑顔が生まれます。

 

知って楽しい豆知識

「実は90年以上の歴史がある」「海外でもRadio Taisoとして広まっている」など、話題作りにもぴったり。

 

企業事例も豊富
健康経営優良法人に選ばれた企業では、朝礼や就業中にラジオ体操を取り入れて成果を上げています。

【2026 健康経営優良法人】従業員の健康診断の実施(受診率実質100%) 【2026 健康経営優良法人】従業員の健康診断の実施(受診率実質100%) 【健康経営】運動機会の増進に向けた取り組み事例と今すぐできるアイデア集 【健康経営】運動機会の増進に向けた取り組み事例と今すぐできるアイデア集