眠っているわが子の顔を見ると、額やこめかみにじんわり汗。
髪の毛もしっとりしていて「あれ?」と違和感を覚えます。
そして背中にそっと手を入れてみると、
「え…こんなに汗?」
首の後ろや背中はびっしょり。
抱き上げるとパジャマまで湿っていて、思わず心配になりますよね。

こんにちは、Sailing Dayの羊一です。このブログでは0〜3歳児は「なぜ寝汗が多いのか」「どう対策すればいいのか」を解説していきます。
1. なぜ?0-3歳の子どもの寝汗が多い3つの理由
「どうしてこんなに汗をかくの?」
「うちの子だけ?」
そう感じている方も多いかもしれません。
実は、0〜3歳の寝汗にはきちんと理由があります。まずは、その原因から一つずつ見ていきましょう。
(1)体温調節機能が未熟だから
0〜3歳の子どもは、まだ「ちょうどいい体温」を保つのが得意ではありません。
大人は、暑くなると自然に汗をかいて体温を下げ、寒くなると体を震わせて熱を作るなど、細かく調整できます。ですが小さな子どもはその調整がまだできません。
赤ちゃんや幼児の特徴
◎体が小さい
◎皮ふが薄い
◎まわりの温度の影響を受けやすい
そのため、寝具の中で少し温度が上がるだけでも、体に熱がこもりやすくなります。
そして熱がたまると、体は「下げなきゃ」と判断して、まとめて汗を出します。その結果、背中や首まわりがびっしょりになります。

つまり寝汗は、体がきちんと体温を下げようとしている証拠です。
汗をかくこと自体は、悪いことではありません。
(2)代謝が高い
子どもは常に「成長中」です。
骨が伸び、筋肉がつき、内臓も脳も発達しています。そのため、大人よりもエネルギーをたくさん使います。
エネルギーを使うということは、体の中で熱がたくさん作られているということです。
眠る前には体温がわずかに変化し、眠りに入る準備が始まります。
その過程で体は体温を調整するため、入眠前は汗をかきやすくなります。
大人にとっての「少し暑い」は、体温調節機能が未熟な子どもにとっては「かなり暑い」状態です。
そのため、大人が快適に感じていても、子どもは汗をかきやすくなります。
(3)寝室環境の影響
実は、寝汗の原因としていちばん多いのは「寝室の環境」です。
◎室温が高い
◎湿度が高い
◎厚手のパジャマ
◎モコモコのスリーパー
◎重たい掛け布団
これらが重なると、布団の中は思っている以上に暑くなります。
湿度が高いと汗は乾きにくくなります。汗が乾かないと熱がこもり、体は「まだ暑い」と感じます。するとさらに汗を出そうとします。その結果、寝汗が増えやすくなります。
だからこそ、まず見直したいのは寝室の環境です。
2. 今日からできる|寝汗を減らす環境の整え方
寝汗そのものよりも困るのは、汗が乾くときに体温が奪われることです。
汗は、乾くときに体の熱を一緒に外へ逃がします。これは本来、体温を下げるための大切な働きです。ですが、たくさん汗をかいたあとに一気に乾くと、必要以上に体が冷えてしまうことがあります。すると、
汗が乾く
↓
体が急に冷える
↓
体が「寒い」と反応する
↓
目が覚めやすくなる
↓
睡眠が浅くなる
という流れにつながります。特に0〜3歳の子どもは体温調節が未熟なので、この変化の影響を受けやすいです。
(1)部屋の温度・湿度
室温と湿度
室温:冬は19℃前後 夏は25℃前後
湿度:冬は40〜50% 夏は50〜60%
布団の中は、室温よりもさらに温度が上がります。
そのため「大人がちょうどいい」と感じる室温でも、子どもにとっては暑いことがあります。
まずは温湿度計で、今の寝室の状態を確認してみましょう。
必要に応じてエアコンも使いましょう。
エアコン使用時のポイント
◎風向きを上にする
◎直接風が当たらない位置に寝かせる
◎サーキュレーターで空気を循環させる
こうした工夫で、冷えすぎを防ぎながら室温を安定させることができます。

室温や湿度を整えるだけで、寝具の中の熱が逃げやすくなり、寝汗が減りますよ。
(2)パジャマは薄手・通気性の良い素材に
寝汗が冷えると体温が奪われ、眠りが浅くなる可能性があります。
おすすめは、
◎綿100%
◎ガーゼ素材
◎通気性のよい薄手のもの
汗をしっかり吸い、外へ逃がしてくれる素材を選ぶだけでも、朝の不快感は変わります。
【子供編】冬のパジャマはどうする?
【2025年夏】ユニクロ子供パジャマの100・110・140サイズを実際に着せてみた! (3)今日からできる寝汗対策の工夫
環境を整えるだけでも効果はありますが、さらに見直したいポイントを紹介します。
◎敷きパッドの素材を吸湿性の高いものに変える
◎汗が多い日は夜中に着替えを用意する
◎お風呂上がりは少し体温を落ち着かせてから寝かせる
◎敷き布団の通気性もチェックする
とくに背中の蒸れは見落としがちです。
掛け布団だけでなく敷き布団の通気性も意識してみましょう。
脱脂綿とガーゼで作られた新しい寝具『パシーマ』の魅力 「寝汗が多い=異常」ではありません。子どもの寝汗は、体がちゃんと働いているサインです。
まずは焦らず、「体の特徴」と「寝室環境」を整えることから始めてみてください。
3. 子どもの寝汗は大丈夫?受診を考えたいサイン
(1)発熱がある場合
体温が高い状態が続いているときは、感染症などが隠れている可能性があります。
発熱があると、体はウイルスや細菌と戦うために体温を上げます。
そして体温が下がるタイミングで汗をかきます。
つまり、発熱 → 体温が上がる → 下がるときに汗をかく
という流れです。
寝汗+発熱がある場合は、単なる体質とは考えず、小児科で相談しましょう。
(2)元気がなく、ぐったりしている場合
寝汗が多くても、
◎よく笑う
◎食欲がある
◎日中元気に遊んでいる
このような時は、心配はいらないことがほとんどです。しかし、
◎ぐったりしている
◎食欲が落ちている
◎反応が鈍い
といった様子がある場合は、体の中で何らかの負担がかかっている可能性も考えられます。
子どもの体調を見るときは、「汗の量」より「いつもと違うかどうか」が重要です。
(3)呼吸が苦しそうな場合
◎呼吸が荒い
◎ゼーゼーしている
◎顔色が悪い
こうした症状がある場合は、早めの受診を検討してください。
呼吸が苦しい状態では体に負担がかかり、体温調節もうまくいかなくなることがあります。
寝汗だけで判断せず、「全身の様子」を基準に考えることが大切です。
4. まとめ
◎ 0〜3歳は体温調節が未熟で、代謝も高いため寝汗をかきやすい
◎ 「ちょっと暑い」が子どもには「かなり暑い」になることがある
◎ 寝汗の原因で多いのは寝室環境(室温・湿度・寝具)
◎ 室温:冬19℃前後/夏25℃前後
◎ 湿度:40〜60%を目安に整える
◎ エアコンはOK(直風は避ける)
◎ パジャマは綿やガーゼなど通気性の良い素材を選ぶ
◎ 敷きパッドなど“下側の蒸れ”も見直す
◎ お風呂上がりは少し体温を落ち着かせてから寝かせる
◎ 発熱がある、元気がなくぐったりしている、呼吸が苦しそう
→ こうした場合は受診を検討

この記事の監修 長谷 有希央
◎安眠インストラクター
◎睡眠&寝具インストラクター
◎健康経営アドバイザー
◎中小企業診断士 の資格を持つ「眠りと健康経営の専門家」です。
◎補助金・助成金申請のお手伝いもしています。
健康経営優良法人の取得サポートはこちら👇