【健康経営×食生活改善】社員の健康を支えるおすすめ食材と実践アイデア

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「健康経営」という言葉が広がる中で注目されているのが『食生活の改善』です。社員の体調やパフォーマンスに直結する「食事」は、実は企業にとって大きな経営資源。 

でもこんな疑問、ありませんか?

どんな食材を取り入れればいいの?

中小企業でもできる取り組みってある?

コストはできるだけ抑えたい…

羊一さん
羊一さん

Sailing Dayの羊一です。

この記事では、健康経営を食事から始めたい企業の皆さんへ具体的で取り入れやすいアイデアをご紹介します♪

1︎⃣なぜ今、健康経営に”食”が注目されるのか?

健康経営とは、社員の健康を企業の経営的視点から戦略的に考える取り組みのこと。
中でも「食生活」は、社員の体調・集中力・生産性に直結する重要な要素です。

実際に、不規則な食事や偏った栄養バランスが原因で「午後になると眠い」「集中力が続かない」といった声は多くの職場で聞かれます。

羊一さん
羊一さん

“食”の見直しは、健康経営の第一歩とも言えるのです。

“食”が注目される3つの理由

①毎日必ず行われる行動
食事は全社員が毎日行う、最も日常的な健康行動。習慣に組み込みやすく、影響力が大きい。

②パフォーマンスに即効性がある
糖質過多なランチは眠気・だるさ・集中力低下の原因に。一方で、血糖値を安定させる食事は「午後のパフォーマンス改善」に直結。

③体調だけでなく職場の雰囲気にも影響
食を通じた会話が生まれ、チームの一体感が高まる。「ランチ何食べた?」「このレシピよかったよ」など、自然なコミュニケーションのきっかけに。

羊一さん
羊一さん

毎日の“ごはん”をちょっと変えるだけで、集中力もチームの雰囲気もグッと良くなるんですね!

不規則な食生活を放置すると…⚠️

① エネルギー不足

 午後の集中力が切れ、業務効率がダウン

② 免疫力の低下

 風邪や不調による欠勤・早退が増加

③ 情緒の乱れ

イライラ・疲労感が蓄積し、職場の空気がギスギスに

等の、見えないコストが積み重なります。

羊一さん
羊一さん

健康経営、まずは“ランチ改革”から!食べ方ひとつで、午後のパフォーマンスが変わりますよ〜!

“食”からはじめる健康経営のメリット

午後の眠気・だるさの改善

午後の業務中、「眠くて集中できない」「だるくてパフォーマンスが落ちる」といった原因の多くは、昼食の内容と食べ方にあります。高カロリー・高脂質なランチや、炭水化物に偏った食事をとると、血糖値が急上昇→急降下し、その結果、強い眠気やだるさを引き起こします。

そこで、栄養バランスの取れた「午後も元気で働けるランチ」を社内で提案・提供することで、社員の午後のパフォーマンスが安定。集中力が続き、作業ミスや無駄な残業の削減にもつながります。

②作業効率・集中力の向上

脳を動かすためには、栄養が不可欠です。特にビタミンB群や良質なタンパク質、鉄分、オメガ3脂肪酸などは、脳のエネルギー源や神経伝達に関わる大切な栄養素。これらが不足すると、集中力の低下やイライラ、物忘れなどが起こりやすくなります。

食生活を整えることで、社員の頭のキレや反応速度、創造力が向上。結果として、日々の業務効率が自然とアップし、時間と成果のバランスがよくなります。

③欠勤・病欠の予防

栄養が偏った食生活は、免疫力の低下につながります。特にビタミンC・Dや亜鉛などが不足すると、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなり、欠勤や病欠が増加します。

また、生活習慣病のリスクも高まり、将来的に長期離脱者を出してしまう恐れも。日頃から免疫力を高める食事・食習慣を社員が意識できるよう支援することで、体調不良による欠勤を予防。安定したチーム体制の維持に寄与します。

社員同士の会話が増え、チームの雰囲気がよくなる

「今日のランチ、何食べた?」「最近これにはまってるんだよね」――食をきっかけにした会話は、役職や部署の垣根を越えた交流を生み出す力を持っています。特に社食やお弁当支給などの取り組みは、自然なコミュニケーションの場に。

社員同士の関係性が良くなると、連携や相談もしやすくなり、チームとしての一体感が強まります。結果、職場全体の雰囲気が明るくなり、離職防止にもつながります。

⑤健康を支える企業という“信頼”のブランディングにも

社員の健康にしっかり取り組む会社は、取引先や求職者から「人を大切にする会社」としての信頼を得やすくなります。ウェルビーイング経営人的資本経営が注目される今、企業の姿勢は社会的評価にも直結します。

「社員の健康を支えている」ことを積極的に社外にも発信していくことで、採用力の向上や取引先からの評価UPなど、目に見える形でのメリットも生まれていきます。

羊一さん
羊一さん

ランチをちょっと工夫するだけで、会社の雰囲気も働き方も変わってくるのですね!

2︎⃣社員の元気を支える{おすすめ食材5選}

毎日のパフォーマンスは、日々の食材選びから。ここでは、手軽に取り入れやすく、かつ集中力・免疫力・持久力にプラス効果が期待できる5つの食材を紹介します。

🥜 ナッツ

特長: ビタミンEやマグネシウム、良質な脂質が豊富で、脳の働きや疲労回復に◎

職場活用例:

午後の集中力が落ちる時間帯に“間食タイム”として提供

「健康おやつBOX」に小分けで常備

羊一さん
羊一さん

「噛むこと」で脳が刺激され、眠気予防にも!

🌾 玄米

特長: 白米よりも食物繊維が豊富で、血糖値の上昇を緩やかにする低GI食品。

職場活用例:

お弁当や社食で玄米ごはんメニューを週1回からスタート!

レトルト玄米パックを社内ストックしておくのも◎

羊一さん
羊一さん

午後の“眠気防止ごはん”として人気!

🐟 青魚(例:サバ・イワシ)

特長: DHA・EPAで脳機能をサポートし、記憶力・集中力UP

職場活用例:

サバ缶やイワシの缶詰を“非常食”兼“健康食”としてストック

社員レシピで「缶詰簡単ランチ選手権」開催も楽しいかも

羊一さん
羊一さん

実は缶詰でも栄養しっかり!オメガ3は侮れません。

🥦 ブロッコリー

特長: ビタミンCや抗酸化成分が豊富。免疫力を高め、疲れにくい体へ。

職場活用例:

お弁当の付け合わせに使いやすく、冷凍品も◎

健康ランチデーに「ブロッコリー1品チャレンジ」など

羊一さん
羊一さん

冷凍ブロッコリーは下処理不要で、超時短!

🧂 発酵食品(みそ・納豆・ヨーグルトなど)

特長: 腸内環境を整え、免疫力とメンタル安定に好影響

職場活用例:

インスタントみそ汁やヨーグルトを冷蔵庫に常備

月1の「発酵デー」で社食メニューに取り入れる

羊一さん
羊一さん

 “腸は第二の脳”!整えるだけでストレスにも強く!

カラダが喜ぶ食材を、無理なく“オフィスの日常”に!ポイントは“ちょっとずつでも続けること”なのですね。

3︎⃣ 企業の取り組み例

(1)ネッツトヨタ山陽株式会社

本社社員食堂をみんなが笑顔でゆっくり食事できるようにリニューアルしました。カロリー別におかずをチョイスできるヘルシー仕出し弁当を提供したりもしています。

(出典:経済産業省)

羊一さん
羊一さん

カロリー別に選べるなんて嬉しい!“選ぶ楽しさ”が健康意識につながりますね♪

(2)株式会社オートバックスセブン

置き型社食®︎の「オフィスおかん」という1品100円でお惣菜を購入できる冷蔵庫の無人販売サービスの導入と健康セミナーとの組み合わせで、成果が出ています。
導入前の状態として、健康診断の結果などから従業員の健康面のサポートと、より働きやすい職場をめざすことが必要との意見が社内にありました。
「オフィスおかん」導入の結果、従業員は手軽に健康的な野菜などが入った食事を摂れるようになり、健康状態の改善につながり、対外的な評価も得られました。また、大規模法人部門の中で上位500法人のみが認定される、ホワイト500の取得もできました。

(出典:マイナビ健康経営)

羊一さん
羊一さん

100円で手軽に健康ごはん!“おかん”の優しさが職場にも染みわたってますね〜。

(3)花王株式会社

従業員だけではなく、従業員の家族の健康促進も行う独自の「Kao GENKIプロジェクト」を開始して、データと効果検証の繰り返しで取り組みを続けています。また、翌年以降には受動喫煙防止や社員食堂での「スマート和食®」の導入も始めています。スマート和食®は花王株式会社の商標登録で、専門家によるセミナーやプログラム、マスター講座などです。自社への導入だけでなく、対外向けにも行っています。

出典:マイナビ健康経営

羊一さん
羊一さん

どの企業も“できることから”始めてる!大切なのは、続けられる工夫ですね◎

さらに広がる!低コスト×高効果の工夫

「健康おやつBOX」設置(500円/日以内)

◎ナッツ・ゼリー・干し芋・プロテインバーなど、空腹時に栄養価の高い間食を用意

◎小腹満たしがヘルシーになることで、血糖値の乱高下による眠気も軽減

「健康ランチデー」の導入(週1回)

◎社員に人気のメニューに“プチ野菜増し”やスープセットを加え、会社が一部補助

◎毎週の“食の習慣化”を狙った取り組み

「健康レシピ投稿キャンペーン」を社内チャットで

◎社員からのレシピ投稿で、「このレシピ、簡単で美味しかった!」とコミュニケーションが活性化

◎投稿者には「ちょっと嬉しい」景品(栄養ドリンク・ランチチケット)を用意して継続率アップ

羊一さん
羊一さん

“やってみたら意外と盛り上がる”。これが、健康経営の最初の一歩ですね!

ポイントは、「コスト」ではなく「習慣化」
少しの工夫でも、社員の体調や雰囲気が変わり、結果的に職場全体の生産性やモチベーション向上につながっていきます。

4︎⃣食生活改善が職場にもたらすポジティブな変化

食生活の見直しは、単に社員の体調管理にとどまらず、職場全体の空気・働き方・成果にまで波及する変化をもたらします。

✅ 生産性が上がる

◎血糖値が安定すると、眠気やだるさが軽減
昼食後の「眠くて仕事が手につかない」が減り、午後のパフォーマンスが向上

◎集中力・判断力の持続に好影響
DHA・ビタミンB群など、脳の働きをサポートする栄養素を摂ることで、業務効率UP

羊一さん
羊一さん

最近、午後も頭がスッキリして仕事に集中できるようになりました!

✅ 欠勤・体調不良が減る

◎免疫力を支える栄養素(ビタミンC、たんぱく質、発酵食品など)を意識的に摂取
風邪や体調不良のリスクが減り、欠勤率の低下につながる

定期的な健康診断の数値が改善したという企業も

✅ コミュニケーションが活発になる

◎「何食べた?」「これ美味しかったよ!」など、食は自然な話題のきっかけ
世代や部署を越えた交流が生まれやすくなる

◎社内イベントやチャットでの“健康レシピシェア”など、雑談の質がポジティブに

羊一さん
羊一さん

これまで話す機会のなかった若手の社員さんとも、食事の話で距離が縮まりそうですね!

✅ エンゲージメント・離職率にも好影響

「会社が自分の健康を気にかけてくれている」と社員が実感。エンゲージメント向上・定着率アップにつながる。特に若手社員は、「働きやすさ」「健康配慮」も職場選びの基準のひとつ

羊一さん
羊一さん

“ちゃんと食べる”だけで、ここまで職場の空気が変わるのですね!

5︎⃣まとめ

①食生活は健康経営のカギ
集中力・生産性・体調に直結する重要な要素

②“食”は毎日の習慣だから効果が出やすい
少しの工夫で大きな変化が期待できる

③中小企業でも取り組める実践アイデアが豊富
健康おやつ・ヘルシー弁当・レシピ共有など、コストを抑えて導入可能

④職場の雰囲気やコミュニケーションにも好影響
“食”をきっかけに自然な会話やチームワークが生まれる

⑤大切なのは「できることから」始めること
完璧を目指すより、まずは1つ行動することが成功の第一歩

羊一さん
羊一さん

まずは“お昼ごはん”から変えてみませんか?小さな一歩が、会社全体を元気にしますよ!