健康経営が広がる中、福利厚生の「食」を見直す企業が増えています。
その選択肢として注目されているのが「宅配型社食」。設備投資を抑えながら”社食のある会社”を実現できる選択肢です。
ただし、宅配型社食は一つではありません。大きく分けて3タイプ。
違いを理解せずに選ぶと「思ったほど使われない」「運用が負担になる」といったミスマッチも起こります。

Sailing Dayの羊一です。
この記事では、3タイプの特徴と使い方、導入事例を整理し自社に合う選び方を解説します。

1. 宅配型社食とは?社員食堂がなくても食事支援できる仕組み
宅配型社食は、外部の業者が作ったお弁当などを職場に届けてもらい、社員がその場で受け取って食べられる仕組みです。
社員食堂のような設備や調理スタッフを社内に用意しなくても「職場で食事を選べる環境」を作れるのが大きな特徴です。
従来の社員食堂に比べて導入のハードルが低く「まずは小さく食事の福利厚生を始めたい」という会社で選ばれやすい方法です。

宅配型社食とひとことで言っても、提供の仕方や使われ方にはいくつかのパターンがあります。
サービス名で比べる前にまずは「どんなタイプがあるのか」を整理しておくと、選び方がぐっとラクになります。
2. 宅配型社食は「3タイプ」
タイプ① 社食配達型(決まった時間にお弁当が届く)
社食配達型は決まった時間に複数種類のお弁当がオフィスに届き社内で選んで購入できるタイプです。

いわば「社員食堂がオフィスにやってくる」ような形で昼休みのタイミングに合わせて届くことが多く、外に出ずにランチを済ませられるのが特徴です!
【向いているのはこんな会社】
◉出社が基本でオフィスに人が集まる日が多い
◉ランチの選択肢を社内に用意したい
◉昼休みの混雑や外出の手間を減らしたい
【料金の目安】
1食あたり約250〜800円前後がひとつの目安で中心は400〜500円前後。
多くのサービスは初期費用や月額固定費がなく注文した分だけ支払う形なので、利用頻度によって月のコスト感を調整しやすいのも特徴です。
【よくある使い方】
◉会社が一部を補助して社員はワンコイン程度で利用
◉補助はせず「社内で選べるランチの選択肢」として設置
◉週に数日だけ配達日にして無理のないペースで運用
タイプ② 個別注文型(それぞれが注文・決済)
個別注文型はそれぞれがスマホやPCから注文し支払いまで完結できるタイプです。

オフィスには食事が届きますが、注文の取りまとめや精算をまとめて行う必要がなく運用の手間を減らしやすいのが特徴です!
【向いているのはこんな会社】
◉出社人数が日によってバラバラ
◉運用の手間はできるだけ増やしたくない
◉まずは小さく試してみたい
【料金の目安】
1食あたりは約400〜700円前後が中心。
こちらも初期費用や固定費がかからないサービスが多く、利用した人・利用した分だけの支出になるケースが一般的です。
よくある使い方
◉会社は仕組みだけ用意し、注文・支払いはそれぞれで対応
◉一部だけ補助して残りは個人負担にする
◉出社した人が必要なときだけ使う“ゆるい運用”
タイプ③ プラットフォーム型(店舗から選べる)
プラットフォーム型は複数の飲食店やお弁当屋の中から条件に合うものを選んで注文できるタイプです。

日常のランチだけでなく、会議やイベント用の食事手配にも使えるなど用途の幅が広いのが特徴です!
【向いているのはこんな会社】
◉毎日ではなく必要なときだけ使いたい
◉会議や研修など食事の手配が発生する機会が多い
◉メンバーの好みがかなり分かれている
【料金の目安】
1食あたり約300〜1,200円前後と幅があり選ぶお店や内容によって調整しやすいのが特徴です。
こちらも多くの場合、初期費用はかからず注文した分だけ支払う形になります。
【よくある使い方】
◉会議や繁忙期など必要な日だけまとめて注文
◉部署やチーム単位でスポット利用
◉日常用の社食サービスと併用して使い分ける
3. タイプ別に見る宅配型社食の代表的なサービスと使われ方
タイプ①|社食配達型・社食DELI(しゃしょくデリ)
社食DELIは、定期的に複数種類のお弁当をオフィスに届けてくれるいわゆる「出張社食」タイプのサービスです。
事前に何を選ぶか決めなくても、配達時に並んだお弁当から選べる手軽さがあり「社食のあるオフィス」を演出しやすいのが特徴です。
【どんな会社でどう使われている?】
◉出社中心のオフィスでランチの選択肢を増やしたい
◉昼休みの外出や行列を減らしたい
◉ランチタイムの“共通の話題”がある社食空間を作りたい
【使われ方の例】
◉会社が一部費用を補助して社員は500円前後で購入できる
◉補助なしで「いつでも選べるランチの選択肢」として設置
◉週に数回だけ“社食の日”を設定して利用
【価格の目安】
※1食の価格(目安)500円前後(サービスやメニューによって変動あり)
※初期費用・月額固定費:基本不要
→ 多くの場合、利用した分だけ支払う仕組みです。
タイプ②|個別注文型・OISEEQ(オイシーク)
OISEEQ(オイシーク)は社員一人ひとりがスマホやPCから自分で注文・支払いまで完結できる宅配型社食サービスです。会社はサービスを導入するだけで、注文の取りまとめや精算処理などの運用負担を大きく減らせるのが大きな特徴です。
【どんな会社で、どう使われている?】
◉出社人数が日によって大きくばらつく
◉管理コストをできるだけ増やしたくない
◉まずは“利用者任せ”で柔軟に運用したい
【使われ方の例】
◉会社は仕組みだけ用意し、注文/支払いは社員が個別で対応
◉会社負担の一部補助と組み合わせて利用
◉出社した人だけ“必要なときに使う”ゆるい運用
【価格の目安】
※1食の価格(目安)400〜700円程度
(※メニューや配送条件によって前後します)
※初期費用・月額固定費:基本不要
→ 利用した分だけ支払うシンプルな仕組みです。
タイプ③|プラットフォーム型・くるめし弁当
くるめし弁当は全国多数の飲食店・弁当店と提携しWeb上で幅広い選択肢からまとめて選んで注文できる宅配弁当サービスです。
「1個から注文OK」「ジャンルが幅広い」などの柔軟性があり、会議・研修・イベント用の手配にも使いやすいのが特徴です。
【どんな会社で、どう使われている?】
◉会議や研修などスポットで弁当の手配が必要
◉日によって人数や用途が大きく変わる
◉部署単位・イベント単位で、まとまった発注をしたい
【使われ方の例】
◉お昼の会議用に数十個まとめて注文
◉ランチミーティング用の弁当を一括手配
◉日常のランチと併用してスポットで注文
【価格の目安】
※1食の価格(目安)300〜1,200円程度
(※店・地域・メニューによって幅あり)
※初期費用・月額固定費:不要
→ 注文した分だけ支払い可能で使い方の柔軟性が高いです。
4. どれを選ぶ?宅配型社食を比較して考える選び方

ここまでで、宅配型社食には大きく3つのタイプがあり、それぞれの特徴と使われ方を見てきました。
ここからは横並びで比較し、自社に合うタイプを整理します。
(1)まずは、タイプごとの違いを一覧で見てみよう
| タイプ | どんなサービス? | コスト感(1食) | 初期費用 | 支払いのしかた | 運用の手間 | 代表例(リンク) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 社食配達型 |
・決まった時間にお弁当が届く ・“出張社食”のようなイメージ | 約250〜800円 | ほぼ不要 | まとめて支払い・一部補助も可 | 少なめ | 社食DELI |
| 個別注文型 |
・それぞれがスマホで注文・支払い ・取りまとめが減りやすい | 約400〜700円 | ほぼ不要 | それぞれが個別に支払い・補助と組み合わせも可 | かなり少ない | OISEEQ(オイシーク) |
| プラットフォーム型 |
・多くのお店から選べる ・会議やイベントにも使える | 約300〜1,200円 | 不要 | まとめて/個別どちらも可 | ふつう | くるめし弁当 |
表で見ると宅配型社食は「社内に選べるランチを用意したいか」「運用の手間をどれくらい減らしたいか」「毎日使うのか、必要なときだけ使うのか」といった違いで、向き不向きが分かれます。

サービス名だけを見ていると迷いやすいですが、こうしてタイプで整理すると選択肢はぐっとシンプルになります!
(2)迷ったらここをチェック

「どれを選べばいいんだろう?」と迷ったら、まずは次の3つをざっくり考えてみるのがおすすめです!
① 出社する人は毎日だいたい同じか、それとも日によって変わるか。
・出社が基本だから、社内に選べるランチを置きたい
→ 社食配達型
・人数が日によって変わるから、できるだけ手間は増やしたくない
→ 個別注文型
② 主に使いたいのは、いつものランチか、それとも会議や研修などの特別な日か。
・毎日のランチ環境を少し整えたい
→ 社食配達型
・会議やイベントなど、必要なときに使えれば十分
→ プラットフォーム型
③ 注文やお金の管理に、どれくらい手間をかけられそうか。
・取りまとめや精算の手間はできるだけ減らしたい
→ 個別注文型
・多少の管理はOK、その分選択肢を広げたい
→ プラットフォーム型
(3)「サービス名」より「使い方」から考えると失敗しにくい

宅配型社食は「このサービスが一番よさそう」と決め打ちするよりも「自分の会社では、どう使いたいか?」から考えるほうがずっと選びやすいです!
◎毎日のランチ環境を少しだけ便利にしたいのか
◎できるだけ手間をかけずに、まずは試してみたいのか
◎会議や忙しい日など、必要なときだけ使えたらいいのか
このあたりを整理したうえで、比較表でタイプを確認し、そこから代表的なサービスをチェックしていく。
この順番で考えると無理なく続けられる形を選びやすくなります。

まずは「自社の場合はどんな使い方が合いそうかな?」そんなところから気軽に考えてみてくださいね!
置き型社食サービスについての記事はこちら😊
5分でわかる!失敗しない置き型社食サービス徹底比較|おすすめ3選・導入事例 5. まとめ
◎宅配型社食は社員食堂がなくても「職場で食事を選べる環境」を作れる仕組み
▶︎設備や調理スタッフが不要で導入のハードルが低いのが特徴
◎宅配型社食には「3つのタイプ」があり使い方によって向き・不向きが分かれる
▶︎社食配達型/個別注文型/プラットフォーム型は、出社頻度や利用シーン、運用の手間で選ぶのがコツ
◎比較表や代表的なサービスを見ると「何を重視するか」で選ぶ方向性が見えてくる
▶︎毎日のランチ向け、運用をラクにしたい、スポット利用したい…など、目的によって適したタイプは変わる
◎迷ったら「いつ使うか」「誰が使うか」「どれくらい手間をかけられるか」を考えてみる
▶︎この3点を整理するだけでも、合いそうなタイプはかなり絞り込める
◎宅配型社食は、「サービス名」より「自社でどう使いたいか」から考えるのが失敗しにくい
▶︎まずは小さく始めて、運用しながら自社に合う形に調整していくくらいがちょうどいい
【健康経営】福利厚生の食事制度、実は使われていない?利用率で見えた現実
【最新版】社員が喜ぶ!中小企業向け食事系福利厚生のおすすめ3選と成功事例ガイド 
この記事の監修 長谷 有希央
◎安眠インストラクター
◎睡眠&寝具インストラクター
◎健康経営アドバイザー
◎中小企業診断士 の資格を持つ「眠りと健康経営の専門家」です。
◎補助金・助成金申請のお手伝いもしています。


