【2歳児が寝ない…】寝かしつけがスムーズになる睡眠環境とルーティン

2歳児の寝かしつけって、本当に大変ですよね。

赤ちゃんの頃は「抱っこすれば寝た」のに、2歳になると急に体力がついて、寝る前にテンションMAX…。寝室に連れて行っても逃げ回ったり、急に遊び出したり。

「もう寝て…お願い…」
そう思いながら毎晩ヘトヘトになっているママも多いのではないでしょうか。

羊一さん
羊一さん

この記事では、2歳児の寝かしつけをラクにするための睡眠のコツをわかりやすく解説します。

1. 2歳児が「寝ない」のはよくあること!ママが悪いわけじゃない

2歳になると、子どもは一気に成長します。

言葉も増えて、自分の意思がはっきりしてきて「まだ遊びたい」「寝たくない」という気持ちを強く出すようになります。つまり、寝かしつけが難しくなるのは自然なことです。

ここで大切なのは、ママが「なんで寝ないの!」と責めるよりも、2歳児の特徴を知って対策することです。

(1)2歳は体力がついて「眠くない」が増える時期

2歳頃になると、赤ちゃんの頃とは比べものにならないほど体力がついてきます。歩くだけでなく走れるようになり、ジャンプしたり登ったり、遊び方もダイナミックになります。

さらに言葉が増えて意思表示もできるようになるため、寝る前になっても「まだ遊びたい!」「寝たくない!」と、自分の気持ちを強く主張するようになります。

羊一さん
羊一さん

2歳児が夜にすんなり寝なくなるのはしつけが足りないからではなく、成長によって起こる自然な変化でもあります。

(2)眠くても寝ない理由は「体力」だけではない

2歳児が眠くても寝ない理由は、「体力がついたから」だけではありません。実はこの時期ならではのイヤイヤ期(自我の芽生え)も大きく影響しています。

2歳頃になると、「自分で決めたい」「自分の気持ちを通したい」という意識が強くなります。

そのため寝る前になると、

◎まだ遊びたい

◎寝たくない

◎ママと離れたくない

◎自分のタイミングで動きたい

といった気持ちがどんどん出てきます。

大人から見れば「眠いなら寝ればいいのに…」と思いますが、2歳児にとって寝ることは、ただ休む行動ではなく「楽しい時間が終わる」「自由に動けなくなる」「切り替えを求められる」という、ストレスを感じやすい出来事でもあります。

さらにイヤイヤ期は「言葉でうまく説明できない」ことも多く、自分の気持ちがうまく伝わらないことでイライラし、泣いたり怒ったりしてしまうこともあります。

その結果、眠気があるのに落ち着けず、寝る準備ができないまま時間が過ぎてしまうことがよくあります。

(参考:Exploratory study of bedtime resistance in toddlers

羊一さん
羊一さん

つまり、2歳児が寝ないのは体力がついて眠気に耐えられるようになったことに加えて、イヤイヤ期による気持ちの切り替えの難しさが重なることで起きやすいのです。

(3)「昼寝してないのに夜も寝ない」ことも普通にある

「やっと布団に入ったのに、眠くなるどころか急に元気になって走り回る…!」これは単なる気まぐれではなく、体の神経の働き(自律神経)とも関係している可能性があります。

私たちの体には、自分の意思とは関係なく体の状態を調節する「自律神経」があります。自律神経には大きく分けて2つあり、

交感神経:体を活動モードにする神経(心臓ドキドキ、体が覚醒)

副交感神経:体を休息モードにする神経(心身をリラックス、眠りの準備)

通常、眠る前には副交感神経が優位に働いてリラックス状態になり、眠気が強まります。しかし、遊びの刺激やテンションの高まり、寝る直前の強い興奮などがあると、

交感神経が優位になってしまい体が「活動中」の状態から抜けられないことがある

交感神経が優位になると、脳も体も活発な状態が続いてしまい、本来であれば眠気が強まるはずの時間帯でも 「まだ寝たくない」「もっと遊びたい」という状態になってしまいます。

この現象は、特に刺激が多い夕方〜夜の時間帯に起こりやすいことが知られています。副交感神経が優位にならず、交感神経が活発な状態が続くと、寝つきが悪くなってしまうのです。睡眠研究や医学的な解説でも、自律神経の切り替えがスムーズでないと寝つきが悪くなることが指摘されています。

(参考:Presleep Arousal and Sleep in Early Childhood

つまり、2歳児が眠気を感じていても

◎体の中で興奮(交感神経)が優位になっている
◎まだ脳や体が「活動モード」になっている

と、眠気の信号がうまく出せず“眠いのにテンションが上がる”状態が起きやすいのです。

羊一さん
羊一さん

寝る前の環境や行動で副交感神経を優位にしてあげることが眠りにつながりやすくなります。

2. まず見直したい!2歳児が寝やすくなる睡眠環境づくり

2歳児の寝かしつけで意外と見落としがちなのが「環境」です。

寝室が快適じゃないと、大人でも眠れませんよね。
子どもはさらに敏感なので、ちょっとした暑さ・寒さ・明るさで眠れなくなります。

寝かしつけをラクにするなら、まずは環境から整えるのがおすすめです。

(1)室温・湿度を整える

2歳児は寝汗をかきやすく、暑さや寒さで眠りが浅くなりやすいです。

室温と湿度

室温:冬は19℃前後 夏は25℃前後

湿度:冬は40〜50% 夏は50〜60%

寝室はあらかじめ、窓の開け閉めやエアコンで温度を整えておきましょう。

夏で湿度が高い場合はエアコンのドライ(除湿)機能を使います。

また冬は暖房を使うことで室温は快適になりますが、その一方で部屋の湿度が下がり、乾燥しやすくなります。そのため、暖房を使うときほど、加湿や乾燥対策もセットで行うことがコツです。加湿器がない場合でも、湿度を上げる方法はいくつかあります。

加湿器がない時に湿度を上げる方法

◎濡れタオルを部屋に干す

◎洗濯物を室内干しする

◎洗面器にお湯を入れて部屋に置く

参考文献:『ビジネスに活かす「睡眠資格」SLEEP PLANNER』

(2)寝室は暗く・静かに

寝室が明るいと、脳が「まだ活動する時間」と判断してしまいます。豆電球やテレビの光でも、子どもは意外と刺激を受けてしまうので寝る前は間接照明に切り替えましょう。

その後、寝かしつけの時は照明を暗くするのがポイント

羊一さん
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これだけで眠りに入りやすくなります。

(3)寝る前のテレビ・スマホは控える

寝る直前までテレビやスマホを見ていると、子どもの脳は強い刺激を受けてしまいます。寝る2時間前には控えるのがおすすめです。

特に動画は「光が強い音」「動きが多い」「次々に場面が変わる」ので、もっと見たい!という欲求が続くといった特徴があり、脳が興奮状態になりやすいです。

その結果、本来なら眠気が出てくる時間なのに「脳がまだ活動する時間だ」と勘違いしてしまい、寝つきが悪くなったり、寝る前にテンションが上がったりすることがあります。

また、テレビやスマホをやめるときに「もっと見たい!」となり、泣いたり怒ったりしてしまうことも、寝かしつけが長引く原因になります。

寝る前に向いている遊びは「落ち着く」「終わりが作れる」もの

寝る前は、脳と体を休息モードに切り替えるために、刺激を減らすことが大切です。そのため、テレビやスマホの代わりにおすすめなのが、いわゆる「静かな遊び」です。副交感神経を促すために寝る前におすすめの遊びを紹介します。

寝る前におすすめの遊び

◎絵本(特に同じ本を繰り返す)

◎ぬいぐるみ遊び(ごっこ遊びを短めに)

◎子守唄・音楽を聞く

◎簡単なシール貼り(難しくないもの)

◎ぬり絵(短時間で終わるもの)

◎指遊び・手遊び歌

◎今日あったことを話す(短く)

◎一緒に布団に入ってお話する

羊一さん
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こうした遊びは、刺激が少なく、自然と「終わり」を作りやすいので、寝かしつけに繋がりやすいです。

(4)寝かしつけがラクになる!2歳児向け「夜のルーティン」習慣

2歳児は、夜のルーティンが見えると安心します。逆に、毎日寝る前の流れが違うと、子どもは気持ちが落ち着きにくくなります。

だからこそ、寝かしつけをラクにする最大のコツは毎日同じ流れを作ることです。

「毎日同じことをしたら寝る」という流れができると、体が自然に眠る準備を始めます。

これは習慣なので、続けるほど効果が出やすいです。

おすすめルーティン

  夕食
→ お風呂
→ 歯磨き
→ 部屋を少し暗くする(間接照明)
→ 絵本を読む
→ 照明をさらに暗くする/消す
→ おやすみの声かけ
→ 寝室へ

3. 2歳児が寝ない時にやりがちなNG行動

寝かしつけがつらい時ほど、つい感情的になってしまいますよね。でも実は、ママが頑張れば頑張るほど逆に寝かしつけが長引く行動もあります。

ここでは、2歳児ママがやりがちなNG行動と改善ポイントを紹介します。

(1)寝かしつけが長引くほど親も焦ってしまう

子どもが寝なくてママが焦っていると、その焦りは子どもに伝わります。

2歳児はママの表情や声のトーンに敏感なので、ママが焦るほど子どもも落ち着かなくなることがあります。2歳児にかかる寝かしつけの平均時間は30分から1時間と言われています。

だからこそ、寝かしつけの時間は「今日も長いかもしれない」と、最初から少し余裕を持つことが大切です。

(参考:はぐくむ編集部:寝かしつけアンケート

(2)「早く寝なさい!」は逆に目が冴える原因に

寝かしつけが長引くと、つい口に出てしまう「早く寝なさい!」

しかし、2歳児にとって強い口調で叱られることは、睡眠の妨げになる刺激になりやすいと考えられています。なぜなら、叱られた子どもの体は「怖い」「怒られた」というストレスを感じ、体が守ろうとして自律神経の交感神経が優位になるからです。

叱るより、

◎声のトーンを低くする

◎表情を落ち着かせる

◎会話を増やさない

◎淡々と寝る流れを繰り返す  

といった対応の方が、子どもの興奮を抑え、副交感神経が働きやすくなります。

羊一さん
羊一さん

寝かしつけは「叱る」より淡々と静かに進める方が効果的です。

(3)泣いても暴れても「毎回同じ対応」が効果的

2歳児が寝室から出てきたり、泣いたりする時に、日によって対応が違うと子どもは混乱します。

例えば

ある日は抱っこしてリビングに戻る

ある日はテレビをつける

ある日はお菓子をあげる

こうなると子どもは「泣けば何かしてもらえる」と学習してしまいます。

寝かしつけで大事なのは、毎回同じ対応をすることです。

「寝室に戻す」「声は落ち着いて」「余計な会話はしない」

この繰り返しが、子どもに安心感を与えます。

(参考:What daily factors affect the sleep habits of Japanese toddlers?

4. どうしても無理な日は「今日は諦める」も正解

育児は毎日続きます。

だからこそ、寝かしつけも毎日100点を目指す必要はありません。

どうしても疲れている日や、ママのメンタルが限界の日は「今日はもう寝なくてもいい」「静かに過ごせればOK」そう割り切ることも大切です。

寝かしつけでママが壊れてしまったら元も子もありません。完璧じゃなくて大丈夫です!

寝かしつけの悩みは、ママが疲れ切っている時ほど悪化してしまうので、ママ自身が休める工夫も大切です。

◎寝かしつけ後の家事を減らす

◎夕食は手抜きでOKにする

◎夫にできることを任せる

◎「寝落ちしてもいい」と割り切る

羊一さん
羊一さん

寝かしつけをラクにするには、子どもだけじゃなくママの負担も減らすことが必要です。

5. まとめ

◎ 2歳児が寝ないのはよくあること。ママが悪いわけじゃない
◎ 体力がつき「眠くない」「遊びたい」が増える時期
◎ 昼寝してなくても夜寝ない日は普通にある
◎ まずは睡眠環境を整えるのが最優先
◎ 室温:冬19℃前後/夏25℃前後、湿度:冬40〜50%/夏50〜60%が目安
◎ 寝室は暗く静かにして刺激を減らす
◎ 寝る前のテレビ・スマホは控える
◎ 毎日同じ「夜のルーティン」で安心して寝やすくなる
◎ 焦りや怒りは逆効果。淡々と同じ対応が効果的
◎ 限界の日は「今日は諦める」も正解。ママの心を守るのが最優先

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この記事の監修 長谷 有希央

 

◎安眠インストラクター

◎睡眠&寝具インストラクター

◎健康経営アドバイザー

◎中小企業診断士 の資格を持つ「眠りと健康経営の専門家」です。

◎補助金・助成金申請のお手伝いもしています。

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